高菜。

なんだか食べ物のことを書くのはすごく久しぶりな気がしますね。

今日のテーマは「高菜」。

九州人なら馴染みの深い食べ物ですね。個人的には野菜なんだけどあんま野菜って感じじゃなくて、鮭フレークみたいにご飯のお供みたいな感じです。


しかしあんまり東京ではご飯のお供というイメージが無い感じがします。

どっちかというとラーメンやチャーハンに入れるもの、みたいな。

コンビニのおにぎりの具とかも九州なら高菜たくさんあるんですが、東京にはあんまり無い感じがします。たまーにあるかなーみたいな。もったいないですねぇ。美味しいのに。


そんな高菜。普通の高菜もまあ好きっちゃあ好きなんですが、特別な高菜がありまして。

それは私の祖母が作る高菜の油炒めです。

油で炒めるんですが油感はほとんど残らないサッパリとした仕上がり。

市販のものより細かく切ってあって非常に食べやすく。

高菜漬独特の酸味が飛んでいてさらに食べやすい。

味付けも濃すぎず薄すぎず、絶妙にご飯が進む。


私の父の最高の料理がアジフライなら祖母の最高の料理は高菜炒めでしょう。実にうまい。会うたびに高菜食いたいと言うのですが、なんでもご近所からいただく高菜を使うようで、タイミングが合わないと作ってくれない。

最近はタイミングが合わないことが多くなってきて、久しく食べれていない。そんなわけで・・・


それなら、自分で再現してみよう!と思い立ちました。

なるべく味付けされていないものから作った方が再現しやすいかということで、まずは塩のみで漬けてある高菜でチャレンジすることに。


一回目

まずは高菜を市販の状態からさらに細かく刻み、少量ずつ調理していくことに。

味付けはそんなに難しい調味料が入っているとは思えないので、まず塩と醤油をほんの少し入れてしっかり炒めてみる。油はどうもごま油らしいのだが、ごま油はあまり体に合わないので常備しているオリーブオイルを使う。試食。

・・・醤油味が強い。うん、多分醤油は入ってないな。

葉の部分が炒め過ぎてパリパリしてしまっている。これはこれでうまいけど。


二回目

元の味を確かめるべく、何も入れず炒めてみる。さっきより炒め時間を短めに。

・・・なんとなく酸味というかしょっぱい感じが気になる。ただ炒めるだけでなく、何かで酸味を飛ばす必要がありそうだ。

葉の炒め具合はこんなもんって感じだけど逆に身?茎?っぽいところ(良く分からないけどとりあえず茎と呼ぶことにする)はもう少し炒めたい感じ。バランスが難しい。


三回目

酸味を飛ばすためにみりんを使ってみようと思い立つ。酒の方が良いかもしれないが家に無かったのでとりあえずみりんで。アルコールを飛ばしたいので2回目よりはしっかりめに炒める。

・・・うん、味はかなり良くなった。みりん作戦は成功だ。

でもちょっと炒めすぎた。うっすら焦げ目がついてしまう。これはこれでうまいけど、焦げてはいなかったのでそこまでは炒めないのだろう。あるいはもっと弱火でじっくり炒めるのかも。


四回目

そろそろ疲れてきたので残りの高菜を全部投入することに。このへんが面倒くさがりの悪いところだったりする。

3回目の感じに少しだけ塩を足し、葉と茎の部分を大まかに分けて先に茎部分を炒め、時間を置いて葉部分を投入。さっと炒める。

・・・味はかなりいい感じだけど、葉と茎の分別が大まかなので、茎部分にひっついている葉が焦げてしまい、食感の邪魔をしてしまった。もっとしっかり分別すれば行けるのでは・・・!!!


と思いつつ、手持ちの高菜を一旦使いきったので次回へ続く。

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