やってくれました!松山君、フェデックス・セントジュード選手権優勝!
この試合はプレーオフシリーズと呼ばれるもので、強さの指標であるフェデックスカップポイントのランキング上位のみが出られる試合です。
初戦は上位70人のみ。松山君の試合前のランキングは8位で、今期はすでに楽々参加できる位置にいます。全部で三戦あって、二戦目は上位50人のみ、最終戦は上位30人のみが出場できる、まさに狭き門です。
ちなみに松山君はこの最終戦の連続出場記録保持者です。マジで超一流なんです。昨年惜しくもこの記録は途絶えましたが、その時もなんとか上位50位には滑り込みました。
この50位に入るのが昨年からとても重要になりました。50位に入れば上位者だけが出られるシグネチャーイベントへの参加権が手に入り、来期以降のポイント争いも優位に運べます。いわばシードオブシードってとこでしょうか。50位と51位では天国と地獄です。
また、このプレーオフシリーズの初戦と二戦目はポイントが通常の4倍もらえます。なのでこの初戦の各選手の必死度はすごい。メジャー大会以外ではまさに大一番と言っていい試合です。
さて、そんな試合で松山君、初日から2位タイの好スタート。いやあ、初日から観るべき、観たいんですけどね・・・さすがに4日間夜中起きるのは厳しいものがあるんですよ、はい・・・(;一_一)
そんなわけで3日目までは観るのをサボってしまいました、すみません(>_<)
観てない間に2日目、3日目も好スコアを連発、なんと2位に5打差の首位で最終日を迎えました!
これはさすがに最終日、松山君の優勝を見届けねば!ということで最終日のみ観戦です(^-^;
1番~11番ホールまではまさに首位のプレイヤーと言うべき安定した内容で、確実に守りつつちょっとしたチャンスでバーディを2つ取り、このまま突き進むかと思われました。
しかし12番で3パットのボギー。ここから歯車が狂いだし、あれよあれよと+4。一時首位を明け渡してしまいました。
実はこの12番で少し競技委員からのルールに関する聞き取りがあり、結局問題は無かったのですが、少し集中が切れた面もあったと思います。
でも、そこで終わらないのが松山君が世界の松山であるすごさです。
17番。ちょっと長めのバーディーパットでしたが、「届け!」と早朝にも関わらずテレビ前で叫んでしまったそのパットは見事にカップイン。
「しゃあぁぁぁぁ!!!!」とさらにでかい音量で叫んでしまう私。ご近所の方本当に申し訳ありません(;一_一)
18番。ティーショット、めちゃくちゃ攻めました。池のあるホールで、池を避けようとすると風の影響でバンカーやラフに行くコンディションでしたが、池の方に向かって打って見事にフェアウェイキープ。
二打目。この時点で2位のホブランがバーディーを取れず、最終的にパー以上で上がれば優勝という比較的楽な条件が確定しました。松山選手も二打目地点からグリーン上のプレーは見えるので、恐らく条件は分かっていたでしょう。
なので、池には入らないようにやや池から離れたところを狙えば無難で、それで十分優勝できそうでした。私もさすがにそうすると思っていました。しかし松山君は違いました。
二打目を打った瞬間の松山君のフォームを見る限り手ごたえあり。よし!と思いました。でも軌道はかなり池寄り。え?大丈夫?距離足りてる?頼む!と思っていたら。
ピンより池寄りのサイドにベタピンのスーパーショット!
マジかよ・・・やべえよ松山・・・かっこよすぎる(>_<)
そしてバーディーパット。2パットで優勝なんで、慎重に、距離だけしっかり合わせて・・・!!!と願っている私。
松山君は。打った瞬間強め。おいおいおい!と焦る私。しかしボールは見事にカップへ吸い込まれて見事バーディー!
もう・・・かっこつけすぎ(ー_ー)!!
でもこれが世界で戦うメンタルなんだろうね。きっと。
しかし松山君はあれかな、観てる方をハラハラさせる名人なのかな。基本的に勝ち方がヤバい。漫画のよう。なんでこれで人気出ないんだよ、おかしいだろ!!!
ちょっと昂ってしまいました。失礼しました。
試合後、12番で競技委員が話しかけてきた時も、ルール的に問題ないのは分かっていたので動揺はなかった、と松山君は語っていましたが、それでもあーだこーだ言うネットのコメントがちらほらあるようです。が、昂りすぎです。
私も正直イラっとはしましたが、真の松山君のファンならたとえそんな困難があってもきっと乗り越えてくれると信じて見守るものです。そして見事にかっこよすぎる乗り越え方をしてくれました。
はっきり言って、最近のなんでもかんでもすぐ文句をつける風潮にはうんざりしています。どことは言いませんが、これじゃあ某国と大差ありません。そんなことよりもっと松山君を褒めたたえてください。間違いなく大谷と双璧をなす日本の至宝です。
今の調子ならシェフラー、シャウフェレとも戦えます。この試合、二人もさすがの迫力ある追い上げでしたが、それを振り切る松山君の迫力が完全に一歩上を行きました。
あ、今回キャディーがトラブルで臨時の人だったんですが、来週から早藤が復帰するそうです。早藤の心境に悪影響が出ないように松山君の2戦目3戦目の活躍を期待しましょう!笑
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