以前祖母の高菜の油炒めの再現(できれば超える)のために試行錯誤していた私。
今までの研究成果は・・・
・酸味を飛ばすのにみりんか酒を使うと良さそう
・葉と茎部分を分けて炒めた方が良さそう
・油は多すぎないように
・漬け汁をシボる時、手がウコン臭くなるので注意。水洗いしても良いかもしれない。
とまあ今のところこんな感じ。
それからしばらく研究のモチベーションが上がらなかったのですが、この間ようやく三度目の試作に取り掛かることにしました。
まずは購入する高菜漬けですが、前回より分量が少ないものを購入することに。前回は切る作業と、葉と茎の分別作業が途中でしんどくなって雑になってしまったので根本的に作業量を減らします。
分量は少ないけどお値段は多い方より高かったので、高菜漬け自体のクオリティーも幾分高いのでは?と期待。
下準備はまず漬け汁をシボるところから。前回の反省を活かし、封を切った後に敢えてパッケージから出さず、パッケージごとシボる。これで手が臭くなることもない。
折角お値段高めの高菜漬けだったので今回は水洗いはせず。
葉と茎の分別は今回割とうまく行きました。やはり量が少ないのと、茎が細めの高菜漬けだったのが良かったです。
準備も終わっていよいよ試作開始!油を慎重に少なく出し、一つまみずつ調理していきます。
1回目:茎を先に炒めてみりんを一たらし。ある程度たったら葉を投入、またみりんを一たらし。ざっと炒めて火を止める
試食。・・・・うん、なかなかうまい。ちょっと全体的に炒めが足りないかな。もう少し炒めて食感を改善したいところ。
2回目:さっきより炒め時間を長めに。他は一緒。
・・・・うん、食感は良くなってきた。少し油が多いかも。もう少し少なくてもいいか。あと少し甘みが強いかな。みりんも抑えてもいいかも。
3回目:油、みりんの量を抑える。他は一緒。
・・・・おお、かなりいい!近づいてきた。でもまだちょっと甘い感じ。もしかして、これみりんなしでも行けるんじゃ・・?
4回目:みりんを入れず、ただシンプルに炒めただけ。
・・・・んー、ほぼ差はない。酸味は少し出てきた気はするが、気にならないレベル。何もしてないにしてはやけに酸味が少ない。あれ?これはもしや・・・
結局、元の高菜漬けの良さが全てなのでは・・・?
悲しい結論に辿り着いたけど、かなり好みの味に近づけたような気がしました。
やはり甘みが強めなのが気になるところ。推測ですが、原因は次の二つ。
・みりんより酒の方が適している?
・オリーブオイルだと少しオリーブの甘味が出てしまう。本家はごま油のはずなのでごま油を使うべき?
こんなところかなと。そしてもう一つ分かったことは、労力に見合わないくらい一瞬で高菜を食べ終わってしまうこと。
父のアジフライもそうですが、やはりうまいものにはめちゃくちゃ手間がかかるのだなと。それを一瞬で食べてしまう背徳感を少し覚えました。
それでも、一瞬で食べるけどね!
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