それはまだ私が幼かった頃。
私を虜にしたケーキがありました。
「江戸屋」というお菓子屋。今はもうありませんが、そこのフランボワーズケーキです。
もう見た目の記憶はおぼろげですが、
上はゼリー状の真っ赤な層、その上には小さな砂糖菓子が乗っかっていて、
中のスポンジは茶色みがかっている層とフランボワーズのムースの層が折り重なっている感じ。もしかしたらさらに黄色みがかった卵の層みたいなのもあったかもしれない。
味はフランボワーズの酸味がすっぱいと感じないくらいの程よい酸味にしっかりとした甘み。このバランスが非常に良かった。
江戸屋が無くなって以来、フランボワーズのケーキを見つけては食べ、見つけては食べ・・・
惜しいものはあるものの、どうにも酸味が強かったり、甘みが少なかったりしてコレ!というものに出会えない。
そんな私でしたがつい昨年のこと。スーパー、「成城石井」によく見た目が似た「ラズベリーケーキ」を発見。
食べてみるとかなり近い味。でも、なんでフランボワーズじゃなくてラズベリーケーキなんだろう・・・???と思ってしまった。
察しの良い方はお気づきでしょう。
フランボワーズはフランス語で木苺のこと。
ラズベリーは英語で木苺のことなのだ。
恥ずかしながらそれを知らなかった私は今まで「フランボワーズ」という単語でしか探していなかった。悲しい・・・(*_*)
だけどプラスに考えれば、これからはラズベリーと書かれたケーキも積極的に試していけばいつか理想のケーキに出会える確率も上がるというもの。
これからが楽しみだ。
0コメント