今、アメリカのゴルフは大詰めを迎えています。シーズンの最後、ポイントランキングでの生き残り合戦がスタートしているのです。
生き残り合戦、ラウンド1はランキング70位以内に入らないと出られません。この時点で松山君のランキングは57位だったので、ここは安全圏。
とはいえ世界70位以内に入るというのは決して容易ではなく、ジャスティン・トーマス(松山君がマスターズ以外で一番惜しかったメジャーの時に勝った人)やアダム・スコット(ユニクロのCMでおなじみ)といったスター選手が70位以内に入れなかったり。
今シーズン怪我が多くてまともに試合をこなせていない松山君が楽々ここに入っているのは松山君のすごさがよく分かります。
そんなわけでラウンド1は無事出られましたが、問題はラウンド2。ここに出るにはランキング50位以内が必要です。
ただ生き残りラウンドはポイント配分も大きいので、ラウンド1で良い成績を残せばラウンド2に進出できるくらい。TOP10に入れば・・・!!!というところでした。
初日はいい感じだったけど、2日目以降がイマイチ伸びない。3日目終了時点で38位。さすがに厳しいか・・・と思いました。
しかし最終日-5と伸ばし、16位タイフィニッシュ。お盆の帰省の都合もあり、ちょっと試合を見れなかったので結果だけ見たのですが・・・
16位・・・???どうなんだ、届いてないか・・・???
と思いつつニュースをチェックすると・・・
「松山選手、ポイントランク47位にアップ!土壇場で滑り込み」
の記事が。
やったーーー!!!!
いやー、良かった・・・しかも残り3ホールで3つ伸ばさないといけない状況でイーグル、バーディを出したとか。まさに火事場のクソ力!!!
実は、今回50位以内に入ったのは非常に大きな意味がありまして。
リブゴルフと色々あって今季から色々システムが変わったアメリカツアー。来季から新しく、ランク50位以内が確実に出られる、「格上げ大会」が8試合設けられることになりました。
メジャー以外で従来比較的大きな大会だったものを「格上げ大会」としたもので、ランク50位以外は、なにがしか条件を満たした20人くらいしか出ることができない70人くらいの少数精鋭での大会になります。(通常の大会は120~140人くらいは出られる)
ランク上位しか出ない大会なので当然世界ランクやポイントランクも優遇されるので、これに出られるかどうかで来季以降ポイントを稼げるかどうかに大きく影響するのです。
そんなわけで
ホッ・・・
としました。
さあ、今週はラウンド2が始まります。次はランク30位以内だけが出られる最終ラウンドへ向けた戦い。
3位以内に入らないと厳しいかな、というかなり厳しい条件ですが、松山選手にはまだ誰も成し遂げていない10年連続の最終ラウンド進出の偉業達成がかかっています。信じて、みんな応援してください!!!
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