囲碁の紅白化。

気が付けば12月も半ば。今年も年末のクイズものを考える時期になりました。しかし色々囲碁のことを考えてみたのですが・・・

もう全く囲碁界のこと分からん( ゚Д゚)

タイトル戦とかろくにチェックしておらず、NHK杯も気が付いたら見なくなり、最新の定石も全く分からず生徒さんに教えてもらう始末。。。

いや~、我ながらなんでここまで囲碁に興味が無くなってしまったのか・・・と思っていたのですが、先日母と電話していてNHK杯の話になり、

「出てる人全然分からんけど張栩は分かった!年取った!」

って言っているのを聞いて、ふと思いました。


もしかして紅白みたいに出てる歌手が全然分からん的な感想を年配層が抱いているのでは?と。

そういえば私ももう30代半ば。正直、NHK杯に出てくる棋士の20%くらいは知らない感じになってきた。たまたま面識があるだけで多分会って無ければ知らないだろうなという棋士も結構いる。

お客さんの話を聞いていても、「あの若手の、あのーあれが強かったよね」みたいに名前が出てこない。

で、なんでそうなのかなと思うと、多分二つの要因があるのかなと。その二つは、


1・AIの真似になってしまった無個性化

2・記者のネーミング力の低下


なのではないかと。1のAIの真似の部分はかなり大きくて、正直なんでもかんでもすぐ三々に入って布石が同じになってしまってつまらない。私もそれでNHK杯を見なくなってしまったし、同じようなお客さんもチラホラいるようだ。

やっぱり打ち方の個性というのはそのプロの顔になる部分。宇宙流武宮、殺し屋加藤、地を取りまくって模様にドカンの趙治勲などなど、その個性にファンがつく部分は大きかった。今個性があると言えば上野亜咲美のハンマーパンチくらいだろうか。もう少し色んな個性のある棋士が出てきて欲しい。


そして2の記者のネーミング力。

仮に個性のある棋士が出てきたとしても、ネーミングがうまくないと流行らないものである。平成四天王(羽根、山下、高尾、張)なんかはかなり定着したがその各々のキャッチフレーズは全く流行らなかった(もはやろくに覚えていない)。

例えば高尾先生の場合「重厚戦車」というネーミングだったのだが・・・長い、読みづらい、キャッチーさが無いと散々であった。(ネーミングした方申し訳ない)


そして今は令和三羽ガラス(一力、芝野、許)であろうか。定着度はまあそこそこいくか・・・?というまずまずな程度。しかし各々のキャッチフレーズは無く、棋士個人のフレーズは前述のハンマーパンチくらい。

総じて、最近の問題点としては、ネーミングの文字数が長い。昭和のカミソリ坂田、ハンマー大平、大竹美学、などなど、もう少し短い方が呼びやすい。


そして個性を見つける記者の目も重要だ。例えば一力遼なら超高速と言っても良いほど群を抜く読みの早さが武器なので、それをうまくキャッチフレーズにしたい。私にそういう才能があるかは謎だが、「瞬殺一力」とか、「ファルコン一力」なんてどうかしら。

芝野虎丸君なら信じられないくらい地にこだわらず、力をゆっくり溜める堂々とした碁はかなり特徴的だ。「大太刀虎丸」とか、どうかなぁ・・・

許さんは特徴よく分からん。許して・・・


後は紅白の小林幸子と美川憲一みたいに、装いは少し工夫しても良いかもしれない。やはりスーツばかりではね。ユニフォームとか和装とか、あるいは棋士の規定を少し緩めて髪色の自由とかを認めても良いのではと思う。


珍しく囲碁の話をしてしまいましたね。本家紅白の方はよく分からないけど、「歌手」大泉洋には注目しています(笑)それでは良い年末を。

将棋じゃないほう。~吉森弘太郎の新宿囲碁教室~

2018年7月からスタートする囲碁教室の紹介や連絡をするページです。 後は好きなことを思いつくままに書いていければと思います。

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