最近はあまり散歩や旅行記の記事が少なくなってしまいました。まあやはりアレの影響が大きい部分はあるのですが、実はそれだけではないのです。
私はずっと家に籠っているのは割と(かなり?)好きなので、恐らく世間一般の人よりは自粛生活は苦では無いと感じています。しかしそれでも時折散歩はしたくなります。
ご時勢的には家の近所というのが無難ですが、あらかた知っていますし、これといってお気に入りスポットみたいなものもありません。
そこで。
何も無さそうな駅に降りてみよう!
と思い立ちました。色々な駅に降りては散歩するのが私の趣味。まずは手近な沿線の全駅制覇が目標だったりします。当然人もあんまりいないし、まあ問題なかろうと思ったわけです。そんなわけでちょこちょこと実は散歩していたんですねー。
しかしね、まあものの見事に
何も無い
そんなわけでネタにはならないかなーと思っていたのですが、あまりにもネタが無いので、案外書いてみたら面白くなるかもしれない!という希望的観測でしばらく書いてみようかなと思います。
どうなるかわかりませんがお付き合いください。まずは何も無いシリーズ1回目の散歩からどうぞ。
急行の止まる比較的栄えた乗り換え駅からたった一駅。あっという間に車窓には住宅街っぽい中に自然の風景もある、何の変哲もない景色が広がる。そんな駅で降りることにした。
降りる人はまばら。降りてみると意外にもモスバーガーがある。記憶がおぼろげだがコンビニもあった気がする。
これは案外良い店があるかもしれない!と期待に胸を躍らせて少し進むとスーパーもある。聞いたことのないスーパーだがこの地域の人の御用達なのだろう。
ともあれ次の駅がある方角へ進むことにする。比較的駅間が近いし、まあ見どころが少ないであろうことを考慮し、一駅分歩いて次の駅も散歩してしまおうかなという計画である。そうすれば全駅制覇の夢も近づくというもの。
しかし。スーパーより先、行けども行けども家と田園しかない。道中とても綺麗に花が咲いた一本の木を見つける。一本だけなのだがすごくパーンと咲いていて堂々としている。
思わずスマホで写真を撮ったのだが、何の花かはよく分からない。色合い的には桜のようにも見えるが、ソメイヨシノでは無さそう。もう少し植物に詳しければ良いのだが、残念ながら植物に関しては囲碁で言えばアタリも分からないレベルである。
でも今のところこの何もない散歩シリーズでは一番のお気に入りスポットかもしれない。始まったばかりで言うことではないが。そして恐らく季節限定だけれども。
ともあれ先へ進むが、そこから先は住宅街砂漠に突入してしまう。たまに看板が見えたと思ったら新聞の販売店だったり。オアシスと言うには悲しい。
住宅街砂漠を抜けて少しずつ開けてきたかと思ったら、そこはもう次の駅だった。この駅は一応急行が止まるので、前の駅よりは少し栄えていそうな雰囲気がある。
この辺りでトイレに行きたくなったので、ともあれ目に付いたスーパーでトイレを借りる。
腹が減って喉が渇いたので、トイレ代替わりにとりあえずペットボトルのお茶と惣菜コーナーにあったから揚げとおにぎりを購入する。
スーパーを出て歩きながらから揚げとおにぎりを食う。普通だけどまあまあ歩いてきたので旨く感じる。
ウロウロしていると書店を発見。昼飯の後で寄ろう。ともあれ今はちゃんとした飯が食いたい。
書店のそばにスパゲッティ屋があった。いかにも家族連れが行く感じの地元のファミレス感がある。ひとまず保留して辺りを探索するも、開いている店はラーメン屋と焼肉屋しかない。
ラーメン屋はまあまあ人が入っていたがいかにもおっさん達の巣窟で入りにくい。女子が一人でラーメン屋に行くのがハードル高いというのは良く分かる。
焼肉屋の方は中が良く見えないがランチの看板は出ている。あまり選択肢が無いので焼肉屋に入る。ビビンパ丼を頼む。
最初はまあまあな感じと思っていたが、私の左隣の客がタバコを吸い出す。しまった、ここは喫煙可なのか・・・しかも私の後に入ってきた客が右隣に座ってこちらもタバコを吸い出す。こうなると私にとっては、もはや地獄である。
ビビンパ丼はまあまあ旨かった気がするがもう味も良く分からない。さっさと食ってさっさと出る。
消耗した私の心を癒すべく先ほど見つけた書店へ向かう。
すると不思議なコーナーを見つける。ちゃんとしたコーナーの名称は忘れたが、
「覆面本コーナー」である。
つまり本のタイトルが隠してあって、ちょっとした紹介文(こんな感じの本が好きな人にオススメ!みたいな)が添えてあるだけ。後は運任せで本との運命の出会いがあるかどうか・・・!!ということ。
今どき珍しい趣向だが、悪くない試みだと思う。気にはなったけれど運は宝くじを当てるためにとっておきたいのでスルーしてしまう。今思えば一冊買ってみても良かった。
きっと昼飯がうまく行かなかったせいで心の余裕が無かったのだと思われる。
ともあれなかなか店主の趣味が出ていて良い感じの書店だった。しかし私はもう疲れたので駅に行って帰ることにした。
意外とそれなりの長文になったね。ちゃんちゃん。
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