私が真剣勝負をする数少ない機会、
新宿囲碁センターで月に一度、第二土曜に対局するリーグ戦がこの間久々に再開しまして、延期延期でなかなかシーズンが終わらなかったのですが、ようやく終わりました。
結果は、6勝1敗で優勝~~~
パチパチパチ~~~
初めて優勝した時と比べるとさすがに感動は少ないですが、まあ嬉しいもんです。今回は優勝を決めた一局をちょっとだけご紹介。
私の白番です。50手まで。もちろんこの後も続きますが、まあいい勝負かな~という感じでした。手順中、工夫したのは下図白1(18手目)のツケ。
この手は様子見のつもりで打ちました。
もし黒2と外側にノビれば、白3、5と打てば隅で生きることができます。
そこで実戦は黒2と隅にノビましたが、そこで白3がいい感じだと思いました。黒4と受けるなら、黒狭いところに打っている感じだし・・・
実戦のように黒が放置すれば、白11のツメが大きな手。後に・・
白1のハイまで進めます。これはかなり黒地が目減りし、黒の構えが少し弱弱しくなります。とは言え、黒はこれを看過した方が良かったような気がします。実戦は、
黒1、3と手厚く打ちました。本手ですが、白4、6にまわって、この図は白の思惑通りの展開になりました。というのも、白の最初の様子見のツケがすごく働いた結果になったからです。ほぼ取られたのになぜ働いているのか説明しましょう。
例のツケが無い状態で考えて見ましょう。白1のツメに、黒は2、4と打ったと考えるとどうでしょう?なんかずいぶん丁寧すぎる守りな気がします。しかも、白5に黒6と打った理屈。これもじつは白の利かしで、
細かい説明は省きますが、白から7に打つ手の価値が上がっているのが何となく感じられるでしょうか?ヨセがちょっと得、ぐらいのイメージです。そんなわけで、様子見のツケがうまく行った一局でした。
ちょっと小難しい話になってしまいましたが、なんとなく思考の一端を感じてもらえればうれしいです。
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