今は無き~名前も知らぬパスタの店~

先週は「花洛」の話をしました。

佐賀玉屋にあった店でしたが、今回紹介するのも佐賀玉屋のすぐ近くにあった店です。

私が子供の頃、佐賀で一番の繁華街と言えば佐賀玉屋の近辺だったと思います。今ではゆめタウンなど多くのショッピングモールが出来たことであの辺りはかなり寂しくなってしまいましたが・・・

そんなわけで、結構玉屋周辺には思い出があります。かつては髪を切ったり歯医者に行ったりもあの辺に行っていましたからね。


今回の店、残念ながら名前を覚えていません。私の類まれなる記憶力をもってしてもなぜ覚えていないのか?(笑)

それは、一度しか行ったことが無く、しかもその時それほどうまいとは思わなかったからなのです。

なのになぜこの今は無き名店シリーズに挙げたのか。それは、東京に来て、色々なパスタを食べて、「ああ、あの店のパスタってうまかったんだな・・」と思ったからなのです。


その店は佐賀玉屋新館のすぐ脇、かつてロッテリアがあったところにオープンした店でした。私はロッテリアのポテトが好きなので、その時はがっかりしましたが、せっかくできたし一度行ってみようということになりました。確か母と二人で訪れた記憶があります。

渋いおじさんがやっている店であまりお客は多くなかった気がします。ちょうどそのころカルボナーラにハマっていたのでカルボナーラを頼みました。

家にあった「美味しんぼ」という漫画でカルボナーラの話を読んだ影響があったからかな。

卵の黄身だけを使って、卵がぼそぼそにならないように絶妙の火加減が求められる。基本にして最も難しいパスタ、みたいなことが書いてあったような。


子供心にそういうの、憧れますよね。まあ、その頃はもう中高生くらいだった気がしますが。それから美味しいカルボナーラを求めて色んなカルボナーラを今現在も探し求めていますが、今のところ一番美味しかったのがその店のカルボナーラです。

ソースが滑らかで卵白や生クリームの感じも無く、麺も特に不満は感じなかった。ただ、油っこいと思った記憶があります。あの油っこさが無ければなぁ・・と思ったものです。

その後しばらくしてその店は無くなってしまいました。


大学で上京してからはさすが東京、色々とカルボナーラを食べる機会がありましたが・・・ソースがぼそぼそだったり麺が固かったり、なんだかなぁってものばかり。

一番マシなモノと言えば半熟卵をパスタの上にのっけてお客に卵を割らせるスタイルのものかな。技術も何もないですね(*_*)

いつか美味しいカルボナーラを見つけて、この店を私の美味しかった店リストから卒業させることが私のひっそりとした目標の一つです。


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