久しぶりにプロとの対局。

この間、直心(じきしん)杯という大会に出てきました。

お世話になっている洪先生が中心となった大会で、まあ友情出演的な感じです(笑)

大会はプロアマオープンと段級位戦の2つに分かれていて、私はプロアマオープンの方に参加。名前の通りプロアマ混合なので、プロと打つ可能性があります。

持ち時間が5分と1手につき10秒のフィッシャー方式(時間が繰り越される方式のこと。一手を5秒で打ったら次は15秒ある、みたいな)。長いのか短いのか良く分からないと思いますが、非常に短いです。


しかも身内の大会ということもあり、事前情報で日本棋院の対局サイト、「幽玄の間」でプロとの対局、1戦目にするので中継するよーと脅されていました( ゚Д゚)

時間も短いんでボロボロにプロに負かされる碁を配信されるのはさすがに勘弁、ということで、何年ぶりかに詰碁の本を広げてみたりもしました。まあ、気休め、付け焼刃の類ですが・・・


さて、大会当日。三鷹で12時から行われる大会ということで、まあとりあえず現地でランチでも・・・と思っていました。が。

店が開いてない

スマホで調べてみるとどうやらほとんどの店は11時30分オープン。

どないすんねん、と思いつつ結局良さげなパン屋を見つけてパン食にする。なかなか美味しかった。いいパン屋を引いた気がします。


会場に着いて色んな身内の人にご挨拶しつつ情報を聞くと、どうやら当日になって席順は抽選で決めることになったらしく、幽玄の間の中継も抽選いかんということになった模様。

おお、これは恥を回避できるのでは・・・?

抽選の結果は無事中継を回避!したものの、初戦を勝てば恐らく次中継されそうな席次。

さて、どうなることやら・・・


一戦目 女性アマ なんか名前を見たことあるのでそこそこ強い人かも。

序盤で要石を取って楽勝ムードだったのだけど、油断していたらその取った石がセキになってしまい、おかしなことに。

その後ところどころ変な打ち方をしてしまったこともあり、4目半負け。私らしい負け方をしてしまう。

まあ初戦負けたので当面中継は回避できそう。それが救いか。


二戦目 小学生?男子 一戦目で私の代わりにプロとの碁を中継されてた子。

まあ少年ということもあって弱かった。大石を召し取り、相手の勝負手も途中でシチョウを向こうが見損じして勝負あり。


二戦目が早く終わって色んなお客さんたちと会っては世間話。なんだか私も大人になったね。


三戦目 高校生男子 なんと秀哉でこども教室の手伝いをしているスタッフ。もっとも私は会うことが無くてなんか初対面の感じで話してしまったので少し申し訳なかった。確かに見たことあるような名前だったのに・・・

碁の内容は所々私のミスがあったものの向こうもあまり強くなかったおかげで乱戦に。コウ争いでどうにかごまかして最後は勝ち。

正直最近の不調を最も感じた一局で、やはり最近単純に弱くなってるんだなという気がする。


四戦目 武井太心プロ ここまで2勝1敗できてついにプロと当たることに。しかし初戦負けの裏街道から来ているので中継は無事回避。良かった良かった(´・ω・`)

プロとの対局なので一応棋譜を載せましょうか。私の黒番です。

白20は流行りのAI流。対して、黒25が私の独自の手。

この手では隅を押さえるのが普通なんだけど、コウになって面倒。この手なら面倒も避けられるし、詳しい説明は省くけど、手割としてもかなり黒が有利だと個人的には評価しています。

ということでここまでは不満の無い布石だったのですが・・・

ここで黒1と打ったのが甘かったらしい。

黒11まで大きく右辺を黒地にして不満なしと思っていたけど、プロ曰くちょっと利かされらしい。そして確かに言われてみると、上から下から、白地を増やされつつ黒地を狭められている感じ。ここでは・・・

黒1から7まで、白地を狭めつつ黒地を減らす、一石二鳥の手を打たないといけなかった。いつもヨセの時に生徒さんに教えていることなのに、自分の地のことだけにこだわってしまった。

その後はまあ色々あったけどあまりチャンスは無く負け。肝心な時に時間が無かったのもプロ相手の難しさだったかもしれない。


そんなわけで大会ルポでした。ちなみに大会後すぐに、たまたまいつもの新宿棋聖戦の日だったのでそちらに向かうことに。

疲れていたこともあり、短気を起こして負け。ちょうどシーズンの終わりで、今期は全敗でリーグ陥落という結果に。まあ今の実力の結果ということで。

将棋じゃないほう。~吉森弘太郎の新宿囲碁教室~

2018年7月からスタートする囲碁教室の紹介や連絡をするページです。 後は好きなことを思いつくままに書いていければと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000