2日目
宿の貸切風呂を朝の予約(そこしか空いてなかった)にしたので6時に貸切風呂へ。30分なんて短すぎるかと思いきや、風呂がやや熱めなのでそんなに長くは入れないので、むしろちょうどいいのかもしれない。
7時に朝食。健康的な和食という感じで、味付け海苔じゃなくて味付け昆布なのが面白かった。ごはんに巻いてみたけれど、ちょっと微妙だったので明日は味噌汁に入れるか。まあ味噌汁にはすでに昆布が入っているのだが・・・
味はごはんが美味しくて良かった。水田もいっぱいあったし、米どころなんでしょうね。新潟コシヒカリの特徴が強烈な甘みと旨味とすれば、青森のご飯は全体を包むふんわりとした甘みという感じですかね。全体的に旅を通じてご飯はそんな印象を受けました。
食事を終えて小休止。とりあえず9時にならないと色々店が開きませんからね。
8時45分ごろに宿を出る。
2日目の予定だが、さすがに弘前にもう一日費やす感じでは無い。もうほとんど行きたいところは行ったので、近隣に移動する予定で、移動の便が良い黒石に目標を定めていた。
黒石?という人もいるでしょうが、まあ最近の桃鉄をやってる人ならご存じでしょう。メインの物件は「つゆ焼きそば屋」です。まあいわゆるB級グルメですね。
どんなものかは知らないけれど、焼きそばにそばつゆが使われているんだろう、という月並みな想像です。仮にそうだとすれば、
間違いなくうまい
と思うわけです。
正直それほど観光できるスポットがある感じにも思えませんが、焼きそばだけ食べに行くのも一興でしょう。
まあしかし焼きそばを食うとすればお昼ですから、移動にはまだ早い。移動の前に少しだけ弘前を巡ります。
まずは昨日目星をつけたパン屋へ。お店は狭いのにお客はしっかりいて、人気がありそうです。お値段も高くはなく、200円前後のパンが多い感じ。いいよいいよー
クロワッサン、カレーパン、クリームパン、フランボワーズソースがかかった甘い系のパンと4つ購入。
・・・いや、買いすぎたかな(-_-;)
どうもパン屋って買いすぎるんですよね。ちょっと後で食べることにして、一旦先へ進みます。
今日行くのはレンガ倉庫美術館。
レンガ倉庫はなんとなく好きです。ただ美術館は正直私には向いてないです。この相反する感じで行くかどうか迷ったのですが、正直他に行きたいところもあまり無く・・・
美術館に入るとでっかいスヌーピーチックな白い犬のモニュメントがお出迎え。
入館してみると、どうやら現代美術の展示らしい。
私と一番相性が悪いのがこの現代美術。何がしたいのかさっぱり分からない。いいから素直に絵を描けよ。単なる絵なら私も見るのそんなに嫌いじゃないんですけどねぇ。
ただ暗い空間で良く分からない映像や音声を見せられるあの環境は、催眠には使えそうだなー、なんて少し心理学科的な思考をしながら見て行きました。
奈良美智、という人の展示があり、その人の名前はどこかで見たような気がするけど他の人は分かりませんでした。
確かにその人の作品が一番マシ(ひどい言い方だが)な気がしました。
後は昔の青森のジャズ喫茶?的なところの再現ブースがあったのがちょっと良かったかな。
まあそんなもんでした。やっぱり今回も私と現代美術は仲良くできませんでしたね。
では駅に向かいます。道中街の書店を発見して寄りたかったのですが、定休日でした。残念。そういえばまだ他に書店を見かけてないなぁ・・・2軒のショッピングビルのどっちかには入っているかなぁ。
駅に到着。今回は奥羽本線では無く、弘南鉄道というのに乗ります。どのくらい本数があるのか不安でしたが、幸い待ち時間は40分ほどで済みました。
駅ビルでトイレを済ませ(弘南鉄道近くのトイレは和式しかないので苦手な人は注意)、改札は発車10分前くらいからじゃないと開かないらしい。
幸い色々と座れるところは多かったので、人の少なそうな位置のベンチを見つけて朝買ったパンを食べます。
カレーパン。うまい。カレーパンって食べ進めると外のパンの油がしんどくなってきたりするけど、それがない。中のカレーも冷めても美味しい感じで良い。これは当たり。
クリームパン。やや甘さは控えめなものの、バニラビーンズはあまり多くなく、外のパンの歯切れが良い。なかなか良い。
クロワッサン。バターの比率が絶妙。程よく甘くてそれでいてベタベタしない。これも当たり。
フランボワーズソースの甘いパン。うん、甘い。良きデザート。フランボワーズの酸味もややあるが程よいレベル。満足。
いやあ、正解だったね。と満足しつついい時間になったので弘南鉄道の改札へ。切符を渡すと・・・
切符切りだ!
初めてかもしれません。私の年代は切符自体には馴染みがありますが、自動改札の前のハンコみたいなのを押されるスタイルまで。いやあ、レトロでいいですねぇ~。
弘南鉄道はJR奥羽本線と比べると駅間が短く、かわいいローカル線という感じです。別名は田んぼ鉄道。その名の通り、まわりは水田だらけです。
少し離れた別のローカル線はりんご鉄道らしく、そちらはいっぱいりんご畑が見られるんでしょうかね。
田んぼアート駅、なんて駅もありましたが、田んぼアートはよく分かりませんでした。上から見ないと分からないのか、そもそも時期じゃないのか。時期によっては止まらない駅らしいのですが、普通に止まったので何かしらあったのかもしれませんが、どうだったのやら。
そうこうしていると黒石駅に到着。40分くらいで着きましたかね。当然、駅ビル的なものがある感じではありません。トイレのアテはないけどまあ歩いていきましょう。街の地図的なものを手に入れ、気の向くままに歩きます。
何やら古い町並み的なところがメインの観光っぽくて、後は何も無さそうです。少し足を伸ばせば温泉もあるようですが、歩いて行くには遠そうなのでそれはいいかな。
まずは駅前に黒石焼きそばが食べれそうな食堂はありましたが、さすがにこれじゃない、とスル―して先へ行くと、その後はなかなか焼きそばの店が無い。
まあでも正直、結構パンの食いすぎでお腹いっぱいなので、店に入るのはぐるっとまわってからにしよう。
道中は観音様が並んだのどかな参道が。道の舗装がだいぶ傷んでいて少し歩きにくいが、まあ良い散歩道です。
でかい土蔵みたいなものもあったり、お役所の近くの新しく整備された綺麗なゾーンもあったり、いい感じのイタリアンの店があったり。黒石焼きそば食べるって決めてなければこのイタリアンに行ってましたね。
そんなこんなで古い町並みのある通りに辿り着くと、確かにこれはいい感じの町並み。酒屋が多いのかな。そして黒石焼きそばの専門店と称する店を発見。うん、ここかな。
店は決めたけど腹ごなしにもう少し歩く。
すると銭湯っぽいおとことおんなの暖簾のかかった建物が。本当の銭湯って感じじゃなさそうだが・・・やっぱり男のロマンとしてはおんなの方から入るべきか・・・?観光客はまばらだし・・・ゲームならとりあえずおんなの方に行くんだけどね(笑)
理性が邪魔をしてどっちの暖簾もスルー。どうやら休憩所的建物らしく、ちゃんとそれが書いてある方の入口へ。
昔あった銭湯を再現していたりして、番台に登る体験ができたりする。誰も居ないので勝手に登ったけど、ギシギシして不安になった。壊さずに済んだ。
後はりんごの品種一覧みたいな表を見つけて、よく見ると「こうたろう」という品種があるのを発見する。どこかで発見したら食べたいなぁ。
なんとなくウロウロと一通りまわったところで、先ほど見た黒石焼きそばの専門店に入ることに。立地的に観光向けかもしれぬが、まあここしか無かろう、という感じがする店である。
さて、黒石つゆ焼きそばとはどういうものなのか・・・というところで続きは次回。
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