五所川原へは五能線という路線で向かいます。この路線は海岸沿いを走る観光路線で知られ、私が向かう時間にはちょうど観光向けの特急しかありませんでした。
弘前から五所川原まではまだ海岸沿いエリアではないので、特急に乗る意味はないのですが、これに乗らないと次の鈍行まで3時間待ちとかになってしまうタイミング。
しゃあないか、と特急に乗ります。
五所川原まではさすが特急、あっという間です。このまま乗って海岸線を見たい気持ちもありつつ下車します。
さて、この五所川原。比較的青森の中では有名な地域だと思いますが、その最大の名物が「立佞武多(たちねぷた)」と呼ばれるめちゃくちゃ高いねぷたです。
ちなみに青森と言えば「ねぶた」、ですが五所川原では「ねぷた」です。後で知るのですが、これはどっちが正しいというわけでは無く、地方で訛り方とかの違いから派生して、呼び方が違うそうなのですね。
で、この立佞武多、高さは20m越え。それは壮観なものなんだそうです。
五所川原に着いて、まずはその立佞武多記念館的なところがあるのでそちらへ向かいます。
遠目からでもそれと分かる立派な建物。関ケ原を思い出しますね。しかし行ってみると・・・
改装中で休館
あぁ、ふらり旅あるある・・・そう思ったのですが、もっと怖いことを思い出しました。
それは旅行に向かう前。旅先を決める時にグーグルマップでどこに行こうか調べていたんですね私。そして黒石と五所川原どっちに行こうか・・・?という時に、この立佞武多館が休館というのを見て黒石に決めたんだった。
それをここに来て思い出しました。なんで忘れていたんだろう・・・歳かなぁ、怖いなぁ・・・
まあ、仕方ない。さて、五所川原に来たかったのはもう一つ、食べたいものがあったのです。それは・・・「揚げ鯛焼き」です。
もうお馴染みですね、あの「桃鉄」で、驚異の収益率500%という桃鉄中でも屈指の優良物件、揚げ鯛焼き屋。それが五所川原にあるんです。
そんなわけで五所川原で揚げ鯛焼きを食べてみようと思ったんですが、どうも町の名物という感じではありません。
実は、揚げ鯛焼きの店は一軒しかないのです。なのになんでそんな優良物件なのか・・・?
ともあれ、揚げ鯛焼きの店に向かいます。少し分かりにくいところにありますが、立佞武多館のすぐ近くです。ちょっと道に迷ったのは内緒です。
着くといかにも昔からある感じの佇まい。そしていかにもなおじいちゃんがやってます。揚げ鯛焼きは一個150円。
安っ
今どき150円では採算取れないでしょうに・・・飲み物も売ってますがそちらも120円。お客も誰もいなかったけど大丈夫でしょうか?平日の夕方なら学生とかいてもおかしくないはずなんですが・・・
そして店内には桃鉄の作者、さくまあきらさんの写真やら色紙やらが飾ってある。どうやらさくま氏はかなり青森びいきで、特にこの店がお気に入りで応援したいみたいですね。
図らずも桃鉄の聖地巡礼的なことをしていたわけですね、私。まあ、桃鉄知識に頼りきりだとこうなりますか(笑)
さて、揚げ鯛焼きを2個購入。カスタードとチョコです。あんこ?嫌いなんですよね(-_-;)
鯛焼きは注文するとそこから揚げてくれます。鯛焼きの土台は元々作ってある感じなのかな?
そして揚げた鯛焼きに砂糖をまぶした感じで仕上がり。
持ち帰って歩きながら食べます。
どっちから食べたか忘れちゃったけど、とにかくですね・・・
旨い!!
鯛焼きの生地を揚げてるというのがなんか絶妙です。油感はそんなになくて、ドーナツより軽いので食べやすい。それでいて揚げたことで食感がしっかりして美味しい。さくま氏が推すのも分かる気がします。
ただ思ったのは、これ、チョコやカスタードも悪くはないんですが、一番合うのは・・・
あんこ
だと思います。あんこ嫌いな私でもそう思います。ちなみに私はこしあんなら一応食べられます。つぶあんは嫌です。
あんこ好きな方はぜひ揚げ鯛焼き、食べてみて欲しいですね。
食べ終わった後、どこか行くところがあるかというと・・・
何も無い
五所川原、マジで何もないです。一応吉幾三記念館みたいなのがあるんですが、吉幾三に興味は無いです・・・
一応駅の反対側とか行ってみたりもしました。りんごの樹がずっと並ぶ通りは少し良かったですが、そんなもの。
あとの見どころは駅のすぐ近くにあるでっかい立佞武多を収容する建物くらいでしょうか。
ガンダムのドックみたいな感じで壮観です。まあ、肝心の立佞武多は居なかったのでちょっと物足りなかったですけどね・・・
あとはもう駅の程よいローカル感を感じながら帰路へ就きます。帰りは鈍行に乗れました。特急と800円くらい違うので五所川原へ向かう方は時間チェック必須です。
そういえば、結局青森に来てまだちゃんとしたねぶたを見てないなぁ・・・ひとまず五所川原編はここまで。
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