アジフライ。

なんだか久しぶりの食べ物記事。

「今日地球が滅亡するとしたら、最後の晩餐を何にするか」というのは良く聞きますよね。さて、私なら何にすると思いますか?


今までブログを読んでいただいた方なら、あれだけ熱量のある記事を書いたフライドポテトか、かつ丼か・・と思われるでしょうが、そうではありません。


私が最後の晩餐に選ぶのは、アジフライです。


アジフライに関しては他の食べ物と大きく一線を画す点があります。

「普段はあまり食べないこと」です。なぜか。それは最初に世界一美味しいアジフライを知ってしまったから。

子どものころ、ウナギの骨をひっかけて病院に行ったことがあります。魚の骨は大の苦手です。丁寧に骨を一本一本取り除かないと魚は食べられません。


そんな私が初めてアジフライを食べたのは、「父が作ったアジフライ」でした。家で料理をするのは父。おふくろの味ならぬ、おやじの味です。父は私が魚の骨がダメなのを知っていますから、アジフライを作る時、骨を丁寧に取り除いてくれます。

とっても手間なので、お店で出てくるアジフライで骨が丁寧に隅々まで取り除かれていることはまずありません。いつも父が「愛情」とうるさく言ってきます。言わなきゃもっとおいしいんですけどねぇ(笑)

でもこの骨が無いのがとっても大事。思いっきりガブリと食べられて、あっという間に平らげられる。食感が全く違います。揚げ物も得意な父なので、揚がり具合、身のほくほく感も抜群。それはそれは美味です。3、4匹分くらいはペロリと食べられます。


今まで色々なお店でメニューにアジフライを見つけてはトライしていきましたが、まず間違いなくどこかに骨が残っていて、がっかりしたことしかありません。それを繰り返すうちに確信しました。

うちのアジフライは父しか作れない、世界一のアジフライなのだと。


最近、だんだん作るのがしんどくなってきたらしい。あまり揚げ物は得意じゃないし一人暮らしではなかなか油の処理が大変なのでやりませんが、アジフライだけはいずれ教わろうと思っています。

将棋じゃないほう。~吉森弘太郎の新宿囲碁教室~

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