ここまでの混乱になるとは誰も思っていなかったかもしれません。
色々と問題はあるでしょうが、私が思う一番顕在化した問題は、「人の流れを止めれば経済的に死ぬ」という経済問題がかつてないほど大きくなっていること。
国際的な社会になって他国に依存することが多くなったこと、便利さを追求するあまり経済が膨らみすぎていること、色々原因はありそうですが・・
例えるなら、食べ過ぎて胃がどんどん膨らんで、たくさん食べないと足りない状態になっている時に、食べ物が無くなって一人前で済ませなさいと言われても無理ー(>_<)
って感じに似ているかな。食べ物の場合はそれでもしばらく我慢していれば慣れるのですが、もっと規模がでかい国際経済という舞台ではそれはできないでしょうね。
なので、「経済的な死」を選べない国々はほとんどが、後手後手の対応になってしまった。毒入りだろうがなんだろうが食べたいだけ食べようというのと一緒なんですよね。
で、食べてはみたもののやっぱ毒だからなんとかしないと、みたいな。悲しいもんです。
今回はまだ「病気による死」の致死率がそこまで高くないと大衆が感じられる程度だった(とはいえ致死率3%程度、医療崩壊を起こすと致死率8%くらいあるので1000万人罹患すれば30~80万人が死ぬと考えれば十分高いのではあるが)。
このことは不幸中の幸いだったのかもしれない。パニック状態ではあるが、まだ大パニック状態にはなっていないから。
もしエボラ出血熱のように高い致死率のウイルスが生まれ、その感染が深刻化してしまったら。仕事どころではない大パニック状態になってしまうとしたら。
その時、人間はどちらを選ぶのでしょうね。それでも経済的な死を選べない、そういう人はきっといる。なんだか滑稽な話です。通貨など人が作りだした、ただの道具だというのに。
そんなジレンマを抱えずに生きていくにはどうすればいいのか。
もっとちんまりと、畑で作物を作って食べて生活していくような生活がいいんじゃないのかな。とぼんやり感じる今日この頃です。
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