長距離散歩。

武将のお話はひとやすみ。

最近ハマっていることのお話を。

コロナの流行でやっぱり嫌なことと言えば、通勤電車です。某所での仕事が終わってすぐに家に帰ろうとすると、ドンピシャで帰宅ラッシュに巻き込まれてしまう曜日があります。

職場の近くで晩飯を食べたりして暇をつぶしても、なかなかうまくいきません。そこでふと思いつきました。

「歩いて帰ればいいんじゃない？」

電車だと乗り換えを含めて４０～５０分程度。しかし地図を見ると結構迂回している感じの路線になります。家まで直線的に歩いていけばかなりショートカットです。とはいえ歩きではきつい距離。

普通は歩かないと思いますが・・・私、歩いてみることにしました。

実はこういう歩いてみようという思い付きは初めてのことではありません。さかのぼること二十数年、小学生の頃。

バス通学だった私はある日、バスを待ち切れなかったことがありました。バスは３０分に一本。ちょうどバスが行ってしまった時にバス停に着いた私は、最初はのんびり待とうかと思ったのですが・・・

「歩いても帰れるんじゃないかな？」

と思ってしまいました。しかもですね、バスのルートは駅の辺りでちょっとぐるぐる回る感じの所があるのですが、歩きならそこをスっと抜けられる。ショートカットできるわけです。

当時は気付いていませんでしたが、どうも私はショートカットが好きらしい。曲がり角とかも最短で曲がろうとして壁にぶつかったりすることがしばしば・・大人になって気づきました(-_-;)　ちなみに女性の髪形もショートカットが好きです。

・・それはともかく、歩いて帰ることにした小学生の私。ちなみにバスだと３０分はかかる道のりです。とぼとぼ歩きます。

私は歩くのは好きですが、遅いです（笑）小学生の頃ですから、今よりさらに遅かった。２時間半かかりましたよ。今なら２時間は切れるくらいの距離だと思います。ずいぶん親に心配をかけていたようで、バス停の近くで私を探す親と遭遇した記憶があります。

さて、大人になった私。帰りを心配する人はおりませんので、好きなように歩けます(＾◇＾)

まずはほとんど地図を見ず、何となくの方向になんとなく歩いてみることに。結構こういう知らない道を歩くのは面白いものです。

なぜかお寺がたくさん並んでいるところがあったり、急な傾斜に出くわして、ああ、かつてこの辺に川が流れてて川の浸食でこういう地形ができたのか・・とか考えたり。

そんなこんなで１時間ほど歩いてとある駅の周辺に。雰囲気のいい蕎麦屋を見つけたので、中休みがてらここで晩御飯。計画通り。

店員さんの愛想も程よく、卵焼きもいい仕事をしている。蕎麦もまずまず（蕎麦には厳しい）。トイレも綺麗。なかなか良い蕎麦屋でしたが、ちとお高い感じだし、地理的にそうそう来ることはないでしょうね・・・

食べたら再びなんとなく我が家の方角へ歩いていく。また１時間弱くらい歩くとようやくなじみの路線の駅へたどりつく。でも最寄り駅から４駅くらい離れてしまっていた。。

もう帰宅ラッシュの時間でも無かったので、そこから電車に乗って帰りました。約２時間の旅路。久々に長距離歩いたのでだいぶ翌日の筋肉痛やら関節痛やらがひどかったですが、結構楽しかったです。

楽しかったのでこれは一度目。そう、この一回では終わらないんですよね。最近ハマっているって言いましたからね。ということで次回に続く。