今度こそ。
最短ルートで。
いい晩飯を食べて。
素晴らしい散歩に・・・するぞー！！！！
そんなわけで今回は入念にグーグルマップで下調べ済み。さすがにもう最短で行くにはマップの力が必要です。
マップは偉大ですね。順調に進みました。道中ジェントルマンな欧州系の人に道を譲られたりもして、あんなイケてるおじさんになりたいなーとか思いつつ。欧州系の人は非常に礼儀正しい人が多い気がします。
飯はちょうど通り道にあった麹のお店へ。ちと高めだったけど、健康的な食事で美味しかったです。でも塩麹って個人的にはちょっとしょっぱすぎるんですよね。濃い味は好きな方なんですが、でも塩麹のしょっぱさはうまく馴染めないです。
粕漬とかは酒精が強すぎて嫌いなので、単純にあまり好きじゃないのかもしれません。まあでも外れでは無かったので順調です。
食事の後も順調に最短ルートを通っていたのですが・・・
事件が起きました。
とある小道に入ろうとした時です。なんだか急に体に寒気を感じました。全身が総毛立つという表現がありますが、まさにそんな感じ。生まれて初めての感覚です。
まさか歩きすぎて熱中症とかに・・とも思いましたが別に具合の悪さは感じません。まるで本能が全力で「この道には入るな」と言っているように感じました。
逡巡しましたが・・・進むことにしました。自分の本能が何を伝えたいのか確かめたい気持ちもあったのかもしれません。今となってはこの決断は後悔しています。
進んでいくとどんどん背筋に感じる寒気が強くなっていくのを感じました。
通行人も一人もいません。もう時間は夜になっていて道も暗いです。
実はマップでこの辺りにはお寺があるというのは知っていました。しばらく進むとそのお寺に辿り着きました。なかなか立派なお寺です。でも怪しいところは無いように感じました。
しかし、そのすぐ隣に、とあるものがありました。
そう、それは・・・
墓地。
寒気の正体を知った瞬間でした。私は割と霊魂的なものは信じているタイプです。お寺や神社に行った時も「建物だけか・・」と感じる時と、「いらっしゃるな・・」と思う時があります。別に信仰心が篤いわけではありませんし、何も根拠は無いのですが。
しかしこれほど強く何かを感じたのは生まれて初めてです。もう寒気もＭＡＸ状態です。
足早に、どうぞ成仏してくださいと願いつつ墓地から離れて先を急ぎました。
だんだんと距離が離れていくと、だんだんと寒気が治まりました。
マジで怖かった。。お化け屋敷とかは平気すぎて面白くもなんともない私ですが、多分あの状態でお化けに出くわしたら本気で失神していたかもしれません。
もう二度とこのルートは通らないようにしようと思いました。最短ルートもだいたい分かって満足したので、このルートでの長距離散歩はしばらくお休みかもしれません。
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