最近久しぶりに互先の碁を打つ機会があったのでたまにはそういうのも紹介しましょう。
私の黒番。相手はアマの人です。
左下の形は最近の定石ですが、正直白も黒もあまり好きではない形です。確かにいい勝負だとは思うのですが、黒は地が小さく、白は形が悪い。
他の手を色々模索してみましたが、今のところ結局この進行に落ち着くしかないのかなという定石です。
さて、白48、50と利かしにきたところ。素直に受けるのが悔しかったので・・
黒1と棒につぎました。白2、4には黒5の切りがあるので、味は悪いけど連絡はできそうかなと思いました。それと・・
黒3の切りが狙いになりそうだと思っていました。白4、6なら黒7から11まで、白地を破れます。しかし粗忽者の私、この読みにはうっかりがありました。
白4と愚形に逃げる手をうっかりしていた。打った後これに気付いて焦りました。黒5と打っても白6と打たれてどこも取れない。
やばっ・・と思いながら気持ちを落ち着けて考えました。そうすると・・
白が逃げた瞬間、黒1のハネが先手になることに気付きました。白2など受けるくらい(次に黒から2のツケコシがある)です。
黒1が先手になるだけでかなり地を得しているので、切りは無駄にはならなそう。ホッと胸をなでおろしましたとさ。
結局実戦は、
最初の読み筋のように白一子を取る変化になりました。黒14のサガリが先手なのも嬉しく、これならとりあえず一安心です。
その後も色々ありましたが最後はなんとか勝ち。実戦が少ないとこういううっかりが多くなりがち。大けがにならなくて良かったです。
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