8位 羽根直樹
久しぶりのランキングから。今回は羽根直樹先生のご紹介です。
いわゆる平成四天王(山下敬吾、張栩、高尾紳路、羽根直樹)の一人です。
しかし四天王からのランクインは羽根先生のみ。なんででしょう(笑)
最初は羽根先生の碁ってあまり好きじゃなかったんです。薄くて、ギリギリで地を取るような碁。一言で言えば、地味。
四天王の中でも一番個性が少ないというか・・
それが一転して好きになったのは、羽根先生の囲碁指導への姿勢が熱心になったころから。自身の教室を持たれているようで、長く囲碁指導に携わる中での姿勢の変化を感じました。
やはりプロにとって囲碁は生活がかかる真剣勝負ですから、なかなかそこに囲碁普及の気持ちは持ち込めないものなのですが、羽根先生は、
「なるべくアマチュアの人でも打てる普通の手を打って勝つ」というのをテーマに打たれています。近年流行のAIの打ち方も無理に使わない。素晴らしい矜持だなと。
その矜持を貫いて最近では碁聖のタイトルを獲得しました。すごい。
解説をされる時もなるべくアマチュア目線でかなり良い解説をされていると感じます。
我々囲碁指導に携わる者にとって、そういう「良い指導」を考えていただけるプロの先生は貴重です。
しかも、羽根先生のような超一流の先生がそういう風に指導を考えてくれるのは非常に稀。
そんなわけで自身の対局に指導の観念を盛り込んでくれたという点でのランクインとしました。
中部総本部は下島先生も囲碁フォーカスの講師として活躍されているように、日本棋院の中で囲碁普及に関して最も先進的に活動していると思います。
東海地方の方はぜひ中部総本部で囲碁を始めてみてほしいですね。きっと楽しいと思います。
関東地方の方は・・・もちろん私の教室です(笑)
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