こんばんは。ここ数日かなりもわっとする日が続いていますね。私は暑いと一気に体力を持って行かれます。囲碁を打っても3レベルぐらい下手になります。普通に読み間違えてお客さんにボコボコにされるくらい(本当に)。
暑いといえば、囲碁では「厚い」という表現があります。「強い」とか「しっかりしている」といったことの表現で、なんか石がたくさん並んでて強そうな一団を「厚み」と言ったりします。
「厚みに近寄るな」という囲碁の格言があります。格言はまあセオリーみたいなもので、野球で言えば「右打者には右ピッチャー、左打者には左ピッチャーを」みたいな感じです。
野球の例えで分かるように、あくまでもセオリーですから、格言が100%正しいなんてことはほとんどありません。しかしながら、この「厚みに近寄るな」は、囲碁で唯一の100%信用できる格言です!「金言」と呼ばれたりもします。
ポイントは、「自分の厚み」にも、「相手の厚み」にも、近寄らない方がいい。という点です。
「自分の厚み」に近寄ると、強いところにさらに石を足す、余計な行為になりがちです。せっかくいい味付けの料理ができたのに、そこにさらに醤油やら何やら足してしまって台無しにしてしまうかのような。
「相手の厚み」には、近寄ってもあまり相手への迫力が無く、逆に反撃されてしまいます。ボブ・サップとか曙に素人がパンチを繰り出すようなものです。
そんなわけで100%信頼できる「厚みに近寄るな」の格言は是非とも覚えておきましょう。
日なたに近寄りたくない今日この頃、皆さま熱中症に気を付けましょう。
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