この間、観たい映画があったので観てきました。
以前少し書いたかもしれませんが、「あぶない刑事」の劇場版です。
そして同じ時期に「碁盤斬り」という映画も公開されてまして、まあ囲碁業界人としてはそちらも観ておかないとね、ということで映画をハシゴすることにしました。いやーなかなかいい休日でしたよ。ということでそちらの感想を今回は記していこうと思います。
まずはどこで映画を観るか、というのが大事になるわけですが、やはりなるべく人が少ない環境で観たいわけです。ちなみに時期は公開から3~4週間経っていて、しかも平日を選んだのでバッチリです。
新宿だの渋谷だのにわざわざ観に行く必要は無いわけですから、ここは都内とは真逆、他県かつ沿線で行ける範囲、公開時間もちょうどいいイオンシネマに目星を付けました。
このイオンシネマがある駅にはかつて一度降り立っています。結構大きな駅なのでまあそれなりに映画館にも人はいるだろうと思っていたのですが・・・
まず、イオン自体がガラガラ。
あー、もう都内からちょっと離れるとそうなのねー。いくら平日の昼とはいえ・・・
鹿児島に子供の頃良く行ってたダイエーがあったんですけど、そこがイオンになり、それから潰れたんです。ちょうどその潰れる前のイオンに行ったことがあるんですが、それと同レベルのガラガラ具合。
ま、まあ休日はもうちょっと人入っててくれるといいんですけどねぇ・・・
で、イオンシネマに行くと、もちろんこちらもガラガラ。どんな流行りの映画でも余裕で観れそうです。
シネマのそばにはゲームコーナーがあって、映画の半券でクレーンゲームが一回無料とか。あとで行こ。
しっかりお手洗いを済ませ、ポップコーンとコーラゼロのセットを購入し準備は万全。
さてさて、まずは碁盤斬りから。人は少なかったですが、ちょっと真ん中を選びすぎたせいか、隣に人が。まあ特に何も問題はなかったですがね。
この「碁盤斬り」という映画。もとは落語の「柳田格之進」がベースになっていまして、落語で囲碁が出てくることはよくありますが、特にたくさん囲碁が出てくるものの一つです。
噺としてはいわゆる滑稽噺ではなく、人情噺と呼ばれる真面目な噺です。タイトルの「碁盤斬り」は物語のクライマックスに関わるもので、映画のタイトルっぽいな~という感じです。個人的には太閤立志伝というゲームに出てくる東郷重位の必殺技が出てきちゃうんで微妙なタイトルなんですが・・・
主演は草彅剛。私の好きな國村隼が出ていたり、豪華俳優陣が参加するしっかりした映画です。囲碁のプロ棋士も数名出演しているらしいのですが、作品を壊していないことを祈ります・・・
ということで視聴していくと・・・
うん、良い映画だと思います!
落語の骨格は崩さずに、落語で語られない柳田格之進の失踪時期の部分をうまく肉付けして映画っぽく見せ場を作るように持って行ってるのかなと。落語通りだと正直映画の尺でやるには微妙な部分もありますからね。
囲碁的にも、囲碁を知らなくても問題ないが、知ってるとより楽しめる部分もあり。でも実戦でこうはならんだろ、って部分もあって、監修の囲碁勢ももう少し頑張れたんじゃないですかね、と苦言を呈しておこうかな。
あと、プロ棋士に関しては井山さんと藤沢里菜さんは分かりやすかった。藤沢さんは台詞まで貰えてましたね。しかし後は分からなかった(というか顔をあまり知らない)。
まあとりあえず作品を壊すことは無かったので良かったです(´・ω・`)
さて、お次はあぶない刑事。二度目のポップコーンセットを買いに行くと店員に顔を覚えられていた(笑)いかに人が少ないかということだね・・・
ちなみに映画が終わった後のゴミの片づけとかはセルフになっていて、人件費を抑えることで頑張っているようです。
あぶ刑事の観客はさっきの碁盤斬りより少ないんじゃないか、という少なさ。特等席で誰も気にせず見ることができました。
映画のほうですが。
あぶ刑事ファンのこれこれ!って要素が色々詰まった作品になっていました。
特に車で人をハネていくシーンなんかは変わらずやってくれて良かったですね。やっぱコンプラとか言ってちゃダメなんでね。
たださすがにもう恭兵ちゃん演じるユージが走るシーンはもう厳しくて、長時間走れないようになっていたのを、共演者とのあれこれでどうにか、という感じになってしまっていました。まあ、仕方ないよね・・・
なので走るパートで流れる恭兵ちゃんの歌も短くなって肝心の歌うとこまで持たなかったり(笑)
後は何といっても主役の二人が未だにカッコイイ。スタミナ面の衰えはあったものの、動きのキレに関しては全盛期と遜色ないと言ってもいいくらいのアクションでした。
そして何気ない立ち居振る舞いとかがやっぱりカッコイイんですよね~。憧れます。
最近古畑任三郎の再放送とかもやっていて、ああ、昔のドラマ、簡単で面白かったなぁと。昔が良くなってくるのはホントにおじさんですよね。まあ、今のドラマの良さもわかるんだけど。そんなことを考えながら帰路につきました。
とりあえずしばらくはセクシー大下になりきって生きていこうと思います。
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