浜松旅行記その8~郷愁~

3日目。

この日は早く起きられたので、ホテルのチェックアウトの前に朝一のバスであるところへ向かう。

それは・・・「中田島砂丘」

何かと日本三大○○に縁がある私ですが、今回もありました。この「中田島砂丘」、なんと日本三大砂丘の一つなんだそうです。

鳥取砂丘は知ってるけど他は知らない・・・という人が大多数かと思います。私もそうでした。ちなみにもう一つは鹿児島県の吹上浜なのだそうです。知らんかった(;一_一)

これまでのバス移動の中では一番近い距離だったが、それでもさすがに歩いては厳しそう。朝一ということで人は私が来てすぐには観光の外人さんが一組いたが、それも居なくなって私一人ポツンと砂丘の真ん中に。

規模は大きすぎず小さすぎずちょうど良い。


せっかくなので海に向かってバカヤローと叫んでみる。でもちょうど漁船が通ってるタイミングで漁師に聞かれてるかもと思うとちょっと恥ずかしくて100%では叫べなかった。

「浜松」と言うだけあって海沿いは松だらけかと思ってきたけどそんなことはなく、むしろほとんど松じゃない。なんで浜松って名前にしたんだ・・・

ちなみに11月末の朝の海は分かっていたけど寒い。ということで無理せず退散。


浜松駅に戻ってもまだ8時前くらいだったので、目星をつけていた沖縄料理の朝食が食べられる店へ。新しめの小さな店で、ちょっとゆる~い感じのお兄さんがやってる。

スパムおにぎりと沖縄そばのセットという野菜感ゼロのお子様朝食。お兄さんが作ってる間ちょっとずつ会話を始めるので合わせてちょっとずつ話す。

お兄さんは元々千葉の人らしい。なんで沖縄料理始めたんだ・・・

なんだかんだこの旅で一番話した人かもしれない。この2日間の旅の様子を色々話してしまった。浜松の人はやはり話好きなんだろう。そしてこの千葉の兄ちゃんもだんだん感化されたのか、そして私も感化されてきたのか・・・


悪くない朝食を済ませ、一旦ホテルへ戻る。

チェックアウトが11時までという良いホテルなので、それまでのんびりでも良かったが、チェックアウト前にもう一仕事するか、ということで、ホテルのすぐ近くにある楽器博物館へ行くことに。

9時半オープンなのでまあ1時間くらいは見られるのでちょうど良いのではなかろうか。

行ってみると、これがなかなか規模が大きい。正直ちゃんと見るならとても1時間では足りない。まあ私はそんな音楽に造詣が深いわけではないので、流し見で十分。

ちょいちょい試聴とかして遊んだだけだが、それでも疲れるくらい、世界各国の楽器が所狭しと展示されている。興味のある方ならすごく楽しい施設なのではないだろうか。


ちなみに私は「キタローネ」というマンドリンの一種の楽器の音色が一番気に入った。あと、「チンチン」という楽器があるのが目に留まった。心は小学生だ。楽器の名前なので伏字にはしない。

楽器博物館を後にしてホテルに戻り、一瞬休んでサッとチェックアウト。朝だというのにもうかなり行動した感じである。

さて、3日目どう過ごすかは実はかなり迷っていた。選択肢としては、ローカル線の旅に向かうか、3度目のトゥルネ・ラ・パージュへ行くかの2つだ。

かなり3度目の訪問にも心惹かれたのだが、さすがにやりすぎか・・・?という気持ちも働き、ローカル線の旅を決断。

まず遠州鉄道というローカル線に乗り、天竜浜名湖鉄道というさらにローカルな線に乗ると掛川まで行ける。掛川から新幹線に乗れるのは浜松に来る時に知ったので、掛川まで行って新幹線に乗るプランである。


まずは遠州鉄道。15分おきに出ているのでそんなにローカル感はまだない。浜松駅近郊はモノレールのように高架を進むので、眺めが良い。だんだんと景色が素朴になっていき、電車も地に足が着くように。

そうこうしていると終点までたどりつき、乗り換え、というところだが、どうも天竜浜名湖鉄道は動物と接触して遅れているらしい。

一旦散歩でもするか、と駅から出てみるが、さすがはローカル線の終点。乗換駅にも関わらず、ほとんど何もない。

ファミマと郵便局、無人販売所がある以外にはパッと目に付くものは無い。あまり遠くまで歩くのは乗り換えが不安だし・・・ということでここは無理せず、おとなしく駅のホームで待つことに。

風が強くて寒かったが天気は良かったので、ホームの屋根の無いところでひなたぼっこしつつ電車を待つ。めちゃくちゃゴルフの素振りした(笑)


そしてようやく電車が到着。1時間くらい待ったかな。でも29分遅れというアナウンスから、いつの間にか14分遅れになっていて猛烈に巻いて到着。ローカル線ならではだね。

このローカル線、車内アナウンスがちょいちょい面白い。

「次は○○駅、○○駅の駅舎は国の有形文化財に登録されていて、ドラマのロケ地としても数多く使われています。歴史ある駅舎は郷愁を感じさせてくれます」

みたいな感じのアナウンスが、3回くらいある。そんなにいっぱいあるんかい(^○^)

見ると本当に家みたいな感じの駅舎がいっぱいで、これぞローカル線という感じを味わえた。道中には茶畑もあったりして静岡感もしっかり。


途中で中高生がドバっと乗ってくる。やっぱりこういうローカル線は地方では学生の足なんですよね。大人は車なので。

掛川に到着したのは13時半過ぎ。もう昼飯にありつけるか怪しいレベルだが、駅は新幹線が止まるとは思えないくらい小さい。

しまった、浜松でお土産買っとけばよかったなぁ、などと思いつつ急いで昼食を探すのであった。

次回へ続く。

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