遠藤選手の初戦の相手は若手選手。
しかし試合開始からなかなか思うようにいかない展開が続き、応援する側としてはなかなか拍手とかできない時間が続く。１セット目は結局相手に点を取られてしまった。
ボッチャでは的になる白い球（ジャックボール）も選手が投げて配置する。１セットごとに交代で投げるので、例えば１セット目に相手選手が投げたら２セット目は遠藤選手、という感じ。
遠藤選手得意のロングボールで的球を遠くに投げた２セット目では加点できるか、と思っていたら、相手選手の一投目が的球にピタリとつくスーパーショット。
これをうまく対処できず、２セット目も相手に点を取られてしまう。
なんだか空気も重く感じる。
さらに気になるのは、なんだか遠藤選手の応援をする人があまりいないことだ。重いゲーム展開でなかなか応援できないのかと思っていたが、どうもそうではないらしい。
ただこの日はそれでもちらほら応援している人はいたが、遠藤選手個人の応援という感じの人では無かった気がする。このアウェー感が遠藤選手のプレイに影響しているのか・・・
３セット目も苦しい展開で、普段声を出して応援とかはしないのだけどなんとか応援すべきだろうか、と悶々としていると、「裕美さん頑張ってー！」と喝を入れる声が。
ああ、良かった、と安堵するような気持ちになる反面、俺は裕美さんって呼べるような感じじゃないなぁ・・・などと思っていた。
４セット目でようやく少しうまくいって点が取れて、拍手できるようになってきた。よし、これからこれから！と思っていたら、ここで試合終了。遠藤選手の初戦は黒星スタートになった。
パラリンピックでは６セットあったので、てっきり６セットあるものと思っていたので油断していた。
勝負所では声を出すしかない、と思っていただけに、気が付いたら勝負が終わってしまって後悔の残る初戦の観戦になった。
次の試合こそはしっかり応援しなければ・・・
しかし次の試合までは結構間が空いたので、ちょっと体験ブースの方へ向かう。この大会でも体験のイベントが同時開催していて、今回はボッチャの体験があったのでついに初体験することに。
意外にも誰もいなかったので、すぐに私と係の人で対戦することに。
ボッチャのボールはちょっとずっしりめな重さだが、重すぎるということもない。質感は中身がお手玉素材の小さいサッカーボールといった印象だ。
投げてみると割と思ったところに投げられるので、初心者でも十分に楽しめる。ただ細かいコントロールが必要な場面や相手のボールが邪魔な時がやはり難しい。
しかし練習すればかなりうまくなれそうな気もする。ダーツも少しかじったけど、頑張ればそれよりは上を目指せそうな・・・
誰も来ないので２セットやって、１勝１敗だった。面白かったなぁ。
他にもペットボトルのキャップを使ったボッチャとか、ボッチャマンの絵本の読み聞かせなど色々やっていたけど、まあ私はもう十分満足したので、昼飯にする。
このイベントにはキッチンカーが出ていて、結構色々あって本格的だったので今回はキッチンカーで。唐揚げとポテト、おにぎりをチョイス。
この唐揚げがなかなか良くて、にんにくも使って無くてかなり気に入った。最強の～～みたいな店の名前だった気がするけどちょっと忘れた。。見れば多分思い出す。
キッチンカーごはんをのんびり観戦席で食べ、他の人のプレイや遠藤選手の練習風景を眺めたり、うたた寝したりして待っているうちに２戦目の時間に。
相手はおばあちゃんで、ちょっと髪色とかの感じが祖母に似ていた。遠藤選手が母に似ているので、母ＶＳ祖母みたいな感じでちょっと面白かった。
２戦目は、遠藤選手が遠くに的球を投げると相手のおばあちゃんはそこまで届かない感じ。なので的球を遠くに投げたセットでは遠藤選手がたくさん得点する展開になり勝利。拍手もたくさんできた。
ただ的球が近い時はおばあちゃんにも点を取られていて、どうも遠藤選手は近距離はあまり得意ではないのだなとの印象を受けた。
これで１勝１敗。遠藤選手の女子のリーグは４人のリーグ戦で、遠藤選手に勝った若手選手は２戦目負けて１勝１敗。おばあちゃんは２敗で、遠藤選手の最終戦の相手が２勝０敗。
遠藤選手が最終戦勝っても若手選手が勝つと２勝１敗で３人が並ぶので、最後にリーグ１位と２位による決勝が行われるのだが、得失点差によっては決勝まで進めない可能性も出てきた。
折角見に来たのでなんとか決勝に進んで欲しいが、仮に決勝まで進めないと午前中で終わるので、まあそれはそれで時間ができて、あの浜松のトゥルネ・ラ・パージュに寄ることもできるからいいか、などと考える。
ああ、でもやっぱ勝ってほしいなぁ・・・
そんなことを考えつつ会場を後にして、晩御飯の店を探すことにするのであった。続く。
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