弘前に到着した私。さて、最初にやるのは・・・そう、駅ビルトイレチェック~~~!!!
弘前、ありましたよ、駅ビル。すごく大きい駅ではないけど、小さい駅でもない弘前駅。駅ビルも4階建てとコンパクトです。
男子トイレが特定の階にしかないパターンなのはまあ仕方ない。4階まで登ってトイレに行く。トイレは和式と洋式が一つずつ。建物自体が古く、トイレも古い印象ではあるが、しっかり清掃は行き届いている。
恐らく、4階のトイレはほぼ利用者も居ないのではないかな。少なくとも平日はそんな印象だった。洗面も自動ではなく、押すとしばらく水が出るスタイル。
総じて古かったが快適に使えた。大変良い。結局この旅で何度もお世話になりました。ありがとう。
あとこの駅ビルの古い感じというか田舎の感じを出してたのが、毎月10日、20日、30日に生卵1パックプレゼント!というキャンペーン。
いやぁ、生活感溢れてるねぇ。これで本屋が入っていれば完璧だった。
さて、時間はいい感じにお昼時。まずは飯屋を探しつつ弘前城方面を目指します。すると道の先に圧倒的な存在感を持った山が見える。
山頂付近には雪が残っていて、山の「顔」も美しい。景色の良いところからあの山を眺めたいところだ。
そんなことを思いつつしばらく歩いていたのだが・・・
飯屋が無い
まーた城まで飯屋が無くて先に城行っちゃうパターンか?いやいや良くないな・・・
するとちょっと店がありそうな通りが脇にあったのでそちらに入る。いい感じのお菓子屋がある。めっちゃ気になるが今じゃない。後で行こう。
もう少し行き、最初の通りから一筋隣の通りに来るとカフェがいくつかあるゾーンに来た。こっちの通りから来れば良かったのかもしれない。
迷ったが、「煉瓦亭」と言う名のカフェに入ることにした。いわゆる昭和の喫茶店の雰囲気があるが禁煙表記あり、それとメニューに「アップルパイ」の文字。そうだよな、弘前と言えばアップルパイだよな。
入ると内装も昭和感あるが、あまり古めかしい感じでもない。店員さんも若めで、ちょっと遠慮がちな感じが良い。
メニューを見るとピザが1000円くらいで安めに感じたので、シーフードピザとアップルパイにウーロン茶をチョイス。
ピザは生地が薄いタイプでやや物足りないが、まあ悪くはない。
アップルパイはりんごがシャキシャキしていて、よくある甘く煮たタイプとは少し違うのだが、やはりりんご自体がしっかり美味しいので旨い。生地の方はよく覚えていないが特に不満はなかった。
しっかり落ち着ける空間だったので十分当たりを引けたと思う。
無事腹ごしらえを済ませて歩くと、なんか漏斗状の謎の建造物が目に入る。後で正体を確認したい。まあともあれ今は弘前城である。
弘前城に着くと、中は公園になっており、堀に囲まれた曲輪がそのまま使われているのでかなり規模が大きい。無料ゾーンと有料ゾーンとあって、天守と植物園が有料になっている。
天守と植物園、それと曲輪の外の庭園の3つに入れるチケットが500円台、1つだけだと300円台だった。安い。3つ行くかは分からないけど取りあえず3つのを購入。
まずは天守へ向かう。道中、石垣が地震で歪んで補修工事中の部分があったりしたが、櫓が点在していて門もしっかり残っていて、遺構としての保存状態が良い。特に櫓がこれだけ残っているところは珍しい気がする。
天守は・・・ちゃっちい(笑)
元は江戸時代初期にしっかりした天守を建てたようなのだが落雷で焼失。
今の天守は江戸時代後期に建てたもので、大っぴらにでかい天守を建てることができず、櫓の名目で建てたとのことでこうなったらしい。そりゃしゃあないね。
ちなみに弘前城を建てたのは津軽信牧(つがるのぶひら)。ここで少し戦国時代の解説といきますか。
今の青森県や岩手県を治めていたのが南部氏。東北の一大勢力だったが、その南部氏に臣従していた津軽為信(つがるためのぶ)という人物が今の弘前辺りの中心となっていく。
この為信、信長の野望でもかなり優秀な武将で、特に政治と知略が高くて使いやすい。謎も多い人物なので説明は難しいのだが、実は謀反人である。
いきさつははっきりしないのだが、ともあれ主家に反旗を翻し、独立して後、豊臣秀吉から所領を安堵されるという変わった経歴の持ち主だ。
津軽信牧はその為信の息子である。信牧は父と比べると平均的な能力値だが政治がやや高く、こちらも信長の野望的評価は高めの武将である。
そんな彼が作ったこの弘前城、広いしクランク的なものもしっかりあり、かなり攻めるのには疲れる。難攻不落とは言わないが、十分な守備力を持った城なのがよく分かった。
さて、天守はちゃっちいのでサクっと登って降りて、天守のすぐそばの開けた場所が・・・
絶景ポイント!
目の前に広がるはそう、道中でも存在感を放っていたあの山。その名も岩木山(いわきさん)です!
写真も撮ったけどイマイチ写真では伝わらない大迫力があります。別名津軽富士とも呼ばれるそうですが、正直富士山より好きかもしれません。
桜島のような迫力と、絵画のような美しさを兼ね備えているような感じで、本当に素晴らしい景色でした。
ちなみに、今っぽい撮影ポイント的な足場が近くに組まれていて、そこから岩木山と天守を一緒に撮ることができます。
それはそれで良いですが、私は断然この開けたポジションをオススメ致します。
ということで岩木山に圧倒されたところで次回へ続きます。
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