AI考察~その2~

前回はツケノビ定石についての解説でした。

今回は、「小目のケイマガケ」です。言葉だけではピンと来ないと思いますが、下の図の形です。

黒1の目外しに白2と小目にかかってきた時、黒3とカケる手があります。この黒3をAIが非常に有力視しています。ここに打つだけで勝率が上がるのだとか(笑)

目外しを打たない人でも、白2の小目に黒が1とカカリ、白が手を抜くと黒3とカケる機会があるので実戦での出現頻度が高いです。


さて、この黒3。私は、子どもの頃とても好きな定石でした。大人になってからは世間の風潮に流され、純粋な気持ちが穢されていき(笑)、打つ頻度は減りました。

それでも、大人になってもこの手を最初の候補手にして考えていたので、今でも好きな手です。AIが良いというので改めてこの定石について考えると、やっぱり有力な理由がありそうです。


ということで私なりの大雑把解説、始まり始まり~

まず、この黒3に対して、白の対応は主に二通りあります。

一つ目は、白4、6と打ってとりあえず安全を確保する守備的打ち方。

二つ目は、白4、6と黒を分断して反撃する打ち方です。

ただし、二つ目の反撃の打ち方は、周囲に白石がない場合は白が不利です。なので、このような周囲に何も石が無い時は、一つ目の安全を確保する進行になる場合がほとんどです。

まずはこれを覚えておいてください。

次に、似た形からできる定石があります。それが下の図。

白3など、白がハサんで打ってきた時、黒4とカケる定石です。この場合は・・

白5、7と反撃する場合がほとんどです。ハサんで攻撃しに行っているので、攻撃する気持ちが欲しいわけですね。この場合逆に、

白5、7と受けるのは気合が悪いとされ、ほとんど打たれません。

と、いうことは、ですね・・・

先に黒3を打って、白4、6と受けさせておくと、後で白8とハサまれても・・・

黒が有利なわけですよ!

え?という人はもう一回読み返してみてね!

なので結論としては、白6までの形にしておけば、とりあえず黒打ち得!後は好きに打てばOK-!ということなんです。

じゃあ白はハサまないよ、となれば隙を見て、

黒7辺りにヒラいてOK。黒の厚みが働きますから、黒に何の不満もありません。すぐ黒7に打っても定石なので、不安な人はすぐ打っても良いでしょう。


ということで、「ツケノビ定石」「小目のケイマガケ」の二つは、AIに大きく共感しているところであります。

次回からはそれほど共感できない、うまく使えないけどAIの主張は何となくわかる、というちょっと否定的な見解も示していこうと思います。

将棋じゃないほう。~吉森弘太郎の新宿囲碁教室~

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