コロッケ再び。~伊豆旅行記その6~

さてさて、博物館を出て寺と反対側へ向かうとそこが噂の「ペリーロード」でした。

石畳の道で真ん中には川が流れています。かつて行った倉敷美観地区に似ていますね。倉敷を小さくしたような感じでなかなか趣があります。

ご飯屋さんはいくつかあったのですが、ちょっとオシャレを気取った洋風の店が多いイメージ。言い方が悪いですね(-_-;)まあ私がピンと来なかっただけ。


ここでのご飯はスルーして、ペリーロードを離れ、来た時とは別海沿いの道を駅方面へ向かいました。実は駅からペリーロードの間は碁盤目状の街並みになっていて、その辺りに飲食店がたくさんあるらしいのですね。

海沿いの道は漁船とかが並んでいて、海沿いじゃない方が良かったかな・・・と思いつつ歩いていると・・・


とんかつ屋を発見!!


これは・・・もしかしてあれかな、漁師が魚に飽きて肉を食う系のうまい店?店構えはポップな黄色い看板が目立つものの、意外に内装は普通な感じ。そしてさらに目に留まったのが、「コロッケ」の幟(のぼり)。

黄色い看板のせいで非常に迷ったけれど、博物館で我慢したおトイレを早くしたい感情がここで湧いてくる。とんかつが美味しければ金目鯛コロッケも買って、河津で食べたコロッケとの食べ比べをしてみたい。という気持ちもあったので心を決めていざ入店。


店には女性の二人組が一組だけ。好きな人口密度である。

しかし入店するも店員が出てこない。取りあえずカウンターに腰掛け、上着や荷物を置いてよっこいせ的なことをしてみたものの、店員が出てこない。

大丈夫かなこの店・・・と不安になったところでやっとおじさんが出てきた。ふぅ・・・

無難にロースかつ定食を頼んで我慢していたトイレへ。意外とトイレは綺麗。あくまで持論ですが、トイレが綺麗な店はほぼ外れはありません。これは少し序盤の店員が出てこなかった失点を取り戻した感があります。

戻ってしばらくすると定食到着。この後しばらく孤独のグルメ風になります。


「さあて、どんなもんかな・・・まずは・・こいつだ」

キャベツ。とんかつと言えばキャベツだ。

うん、ちゃんとキャベツの味がする。カットキャベツだと水っぽさがあってキャベツの味がしない。ちゃんとキャベツを切って作っているのは素晴らしい。店主の良心を感じる。

次は味噌汁。キャベツから味噌汁が俺のとんかつを迎え入れるためのレッドカーペットだ。

おやおや、味噌汁かと思いきや具だくさんの豚汁じゃないか。いい。豚汁は味噌汁の王様だと俺は思う。味は至って普通だが、俺を贅沢な気分にさせてくれる。

さあ、いよいよとんかつを一口。

うんうん、悪くない。何がどういいのか特徴があまりないが、それがいい。ちゃんととんかつだ。

ここで白飯。飯も悪くない。やや柔らかめの飯がとんかつの衣を包み込んでくれる。

漬物で箸休め。・・・俺は糠漬けはあまり好きじゃない。ぬかったわ。ふ。

でもそこまでがっつり漬かってはいなかったので食べられた。

なぜか食後にアイスクリームが出てくる。不思議。至って普通のバニラアイス。ごちそうさまでした。


とまあそんな感じで満足できるとんかつ屋でした。よかったー。

ということで、持ち帰りで金目鯛コロッケを注文。お店を出てから歩いて食べるわけですが・・・

河津で食べた金目鯛コロッケは、ふつうのじゃがいものコロッケに金目の身がほんのちょっと混じってる感じのものだった。

しかしこのとんかつ屋の金目鯛コロッケは・・

「クリームコロッケじゃないかっ!!!」

金目の身は同じように少し入っている感じなのだが・・まさか土台が違うなんて!

本物の金目鯛コロッケはどっちなのか、追い求めはしないけど歩き続けるのであった。つづく。

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