以前、私がテレビゲーム好きという記事を書いたことがあります。その中でも特にシミュレーションゲーム、「信長の野望」や「三国志」といった歴史ものが好きです。
この自粛期間中も「三国志」ばかりやっています。囲碁の勉強は・・・ノーコメント。
好きなジャンルだから、というわけでは無いのですが、実は三国志や戦国時代に登場する武将たちには囲碁にまつわるエピソードが数多く存在します。そんなわけでちょっとずつそういうのも紹介してみようかなと思います。
まずは、有名どころから。「風林火山」でおなじみ、武田信玄です。
武田信玄は実はかなりの囲碁好きで知られています。あと温泉も好きだったとか。「信玄の隠し湯」と言われるmy温泉を確保していたくらいです。風呂上がりに一杯やりつつ一局、なんてやっていたんでしょうかね。いいですねぇ。
棋力は今でいう四、五段くらいはあったようです。しかしそこから先は伸び悩みました、なんでも、「捨て石」が苦手だったそうです。
武田信玄の残した有名な格言に、「人は城、人は石垣、人は堀」
という言葉があります。これは、信玄は自分の居城、躑躅が崎館(つつじがさきやかた)があまりに簡素な造りであるため、なぜもっと丈夫な城を築かないのか?と尋ねられた時に答えたとされます。
城の名前が○○館なんて滅多にありませんからね。普通○○城ですよ。いかに質素なものであったか想像できるかと思います。
そんなわけでなんで城を豪華にしないの?と聞かれて、いや、城より優秀な家来の方が大事なんだよ。と答えたのが例の「人は城、人は石垣、人は堀」という発言なわけです。
まあ、山梨(信玄の領国。当時は甲斐の国)は海が無いので産業に乏しく、貧乏で城を築く余裕が無かったので強がりを言ったかもしれない、という側面もあるのですが・・(笑)
しかし強がりではなく、実際に家来をとても大事にしていたことが分かるエピソードがなんと囲碁のエピソードなのです。
捨て石が苦手な信玄、「なんでこの石捨てなかったの?」と聞かれた時に「自分の家来をそう簡単に切り捨てることはどうしてもできない」と譲らなかったと言います。
囲碁でも家来が大事だと言う信玄、きっと実際に家来を大事にしていたのでしょう。
現代の囲碁でも人間的に優しい人はあまり厳しく相手の石を攻められなかったりするのですが、上達するなら心を鬼にしないといけません。
が、無理に上達を求めず自分のポリシーを貫く信玄のような碁を打つのも、また一興かもしれませんね。
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2020.06.30 10:09
2020.06.25 10:55