「囲碁と武将たち」~上杉謙信編~

武田信玄を取り上げた以上、この人を取り上げないわけにはいきません。

そう、武田信玄と川中島で激闘を繰り広げたライバル、上杉謙信です。「軍神」の異名を持つ戦の天才とされています。

しかしこの上杉謙信という人物、イマイチ詳しいことが分かる資料が残っておらず、謎の多い人として知られています。


例えば、「敵に塩を送る」という逸話が有名です。「塩止め」という嫌がらせ行為(山梨は海がないので武田は困る)を武田信玄が受けた際、塩を送ってあげたというやつ。

これ、実は裏付ける資料がなく、後世の創作ではないかと言われていたり。

(もっとも塩止めを上杉家だけはやった記録が無い、というのは確かなので、実際は謙信が嫌がらせ行為を嫌った結果だとは思われる。謙信は旗印に「義」の文字を掲げ、曲がったことが大嫌い~原田泰造です!みたいな人物)


はたまた謎が多すぎて実は女性だったとかいう説もあったり。

これは生涯妻を持たなかったことや、小姓(側仕え。10代のイケメンが多い。いわゆる衆道の対象になることが・・)が好きで織田信長からのご機嫌取りの贈り物が小姓だったりとか、趣味が和歌だったりとか。


そんな謙信、実は囲碁とのつながりに関する資料や逸話は・・・

無い


なんてしょうもないオチ。(あくまで私の調べた限りです)

でも、武田信玄が色んな所に策を張り巡らせ、万全の状態で戦うのを好んだのに対して、上杉謙信は直情的に戦ったけど戦場における直感的なものが非常に優れていたように、囲碁への興味も二人の対照的な感じを感じられませんか?(無理やりか・・)

謙信は和歌以外にも書道や琵琶に優れていたようで、趣味はそちらの方に傾いていたようですね。残念。

将棋じゃないほう。~吉森弘太郎の新宿囲碁教室~

2018年7月からスタートする囲碁教室の紹介や連絡をするページです。 後は好きなことを思いつくままに書いていければと思います。

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