ディープインパクト死す。

将棋を知らない人でも羽生善治は知っている。

囲碁を知らない人でも井山裕太は知っている?

競馬を知らない人でもディープインパクトは知っている。


そんな稀代の名馬、ディープインパクトが旅立ちました。

現役時代の活躍ぶりはもちろん、実は種馬になっても大活躍しています。現在の種馬の中ではNO.1の成績で、大きく二位以下を引き離しているのが現状です。今の時代の競馬ファンにとってもお馴染みの存在なのです。

そんなディープの突然の訃報。競馬界のショックはかなり大きいでしょう。囲碁で言えば急に井山裕太がいなくなったようなものですからね。


私も御多分に漏れず、競馬は良く知らないけれどディープインパクトは知っている、という感じでした。祖母が割と応援していたんですよね。後に聞いた話ではディープでは無く武豊が好きだったようですが(笑)

その割には種馬の事とか詳しいじゃない、と思ったあなた、鋭いですね(ー_ー)!!


実は現在の私はそれなりに競馬を嗜みます。囲碁で言えば一ケタ級くらいですけどね。

私が競馬に触れたのは上京して大学に入ってしばらくした後。部活の先輩に連れられ渋谷のウインズ(馬券発売所)に行ったのがきっかけです。

怖いギャンブルのイメージがある人もいるでしょうが、100円から馬券は買えますし、きちんと無理ない予算を決めて楽しく遊ぶ分には健全だと思います。

それに毎週買うわけではありません。あくまで私の場合ですが、競馬場に行くのは年に二、三回くらいのものです。ネットでも買えますが、たまに興味のあるのを少額買うだけです。

応援する馬や好きな馬とかができてくると楽しくなってくるし、たまには儲かりますから、趣味の一つとしては悪くないかと思います。ぜひ競馬でお金を増やしてそれを全て囲碁に注ぎこみましょう^^


そんな競馬ですが、囲碁との共通点は何かな、と考えてみました。最初は何もないかなー。と思ったのですが・・ 

我々、探しました。奥さん、見つかりましたよ(ネタが古い)


ズバリ、「ペース配分」


です。競馬は最初からずっと全力で走ることはまずありません。途中でバテてしまうからです。そこで最初はゴールまでの余力を残しつつ走り、ゴールの400m手前くらいから力を出します。そしてゴールするまでに力を使い切れば理想的。そんな展開が基本となります。


囲碁ではまず、「持ち時間」の配分は言わずもがな重要です。大会とかだと一人45分、使い切ったら負け、というような感じで時計で計るのですが、最初に時間を使いすぎると後がきつくなります。

大会には出ないから持ち時間には縁がない、という方。実はもう一つ重要なペース配分があります。


それは「考える量」です。

序盤から色んなことを考えすぎてしまうと、終盤まで体力気力が持たないことは多々あります。特にあまり強くない人はそれが多いと感じます。

強い人は詰碁などで読みを鍛えて、考える「容量」を増やして、序盤から終盤までしっかり考えられるように修行しているのですが、これは地獄の筋トレみたいなもの。もちろんやれればそれに越したことはないのですが、正直しんどいです。


そこで、「考えるタイミング」を意識するのがオススメです。

皆さんと打っていると、「お、きたきた」とか「切ってきた」とか声を上げる方も多くおられます。この「きた」って感じた時、これがしっかり考えるタイミングなのです。

それが来るまでは適当に石を転がしておきましょう。ここだ!って時にしっかり考えるのです。これだけである程度はスタミナが持ちます。


最近、実は私も真剣勝負の時はそれを意識しています。序盤の布石はあまり深く考えず、定石もひねくれず定石通りに打ち、序盤は温存モードで打っています。そうすると心なしか中盤終盤の読みでいわゆる勝手読みが減り、いい感じです。ぜひお試しを。

将棋じゃないほう。~吉森弘太郎の新宿囲碁教室~

2018年7月からスタートする囲碁教室の紹介や連絡をするページです。 後は好きなことを思いつくままに書いていければと思います。

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