かびごん

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青森旅行記その5~弘前の夜~

宿に無事たどり着く。今回はなんと和室。特にお高い宿では無く、一泊7500円ほどで泊まれる宿だ。全体的に放置気味のお宿で規模も小さめなのでその料金なのかもしれないが、漫画も置いてあったり貸切風呂(30分、予約制)もあったり、かなりグレードの高い漫画喫茶的な感じの印象。部屋もリモコンにほこりが積もっていた以外は綺麗で、畳も新しく、十分快適だった。部屋の浴槽がかなり狭く高い印象で使いにくいのがやや難点か。畳でごろんと休めるのは普段のホテルよりかなりありがたく、小休止してだいぶ回復した。転がりながらグーグルマップで晩飯の目星をつける。だんだん文明の利器に頼りがちな私がいるが、まあ私も少しずつ変化しているのかもしれない。なんとなく良さげな店を見つけてそちら方面へ向かいつつ、他に良い店があればそちらに鞍替えする算段である。まあちょいちょい気になる店はあるものの、結構予約が必要な感じの店が多い。やはりふらりと入れる晩御飯の店というのは少なく、晩飯を探すのは昼飯を探すより私ははるかに苦手である。結局目星を付けた店まで来てしまった。ちょっとオシャレな居酒屋という感じ。うーん、どうかなぁ・・・まあ、いいか。入店。まだ18時くらいだったこともあり、客はほとんどいない。なんか結構注文の決まり事みたいなのがちゃんとしている店だった。人によっては窮屈に感じるかもしれない。まあ私はそんなに気にならなかったが。ただ思っていたより魚介系のメニューが少なく、肉中心の店だった。できれば青森だしマグロとか食いたかったのだが。まあいいや。ビール、ポテサラ、ローストポテト、ステーキライスを注文。豚のワイン煮バゲット添えみたいなのも頼もうとしたけど量多いですよ・・・?と店員さんに言われてそれはキャンセル。ビールはなんかエール的なやつ。うん、うまい。ポテサラがでかい。なるほど、これは店員さんの忠告に従って正解のパターンだな・・・美味しいけど枝豆は要らないな・・・ローストポテトは丸っこくカットしたポテトにアンチョビのソースがかかってる、居酒屋によくあるタイプのポテト。まあこれはこれでうまい。普通のフライドポテトの方が好きだけどね。フライドポテトは無かったんだよね。ステーキライスはお肉も美味しくて焼き加減も赤いところはほとんど無かったので悪くない。ノンアルカクテルを追加。結局6000円行かないくらいは食べてしまった。うーん、まあ美味しかったけど、ちょっと旅感というか、新しい発見みたいなのは乏しかったかなぁ。まあそれを求めるならもっと郷土料理的なところ行けよってつっこまれそうだけども。いやぁ、弘前の郷土料理ってピンとこなくて・・・イガメンチ(イカメンチ)ってのと嶽きみ(とうもろこしの品種)の天ぷらとかが郷土料理な感じっぽいんだけど。とうもろこし好きじゃないし、イカのメンチにも魅力感じないし・・・何より、あのがやがやした感じの居酒屋とかで食うのは好きじゃないのよ。一人静かに飲み食いしたい。その点では今回の店で不満は無かった。帰りはちょっと違う通りを通って見たりフラフラと。帰りの時間は少し肌寒い。昼と夜の気温差が大きい感じで、さすが北国、夜は寒かった。道中ちょっとマップを見て気になってたパン屋の前を通りがかるといい感じのパン屋だったので、明日行くことは決定。駅ビル以外にも大きめのショッピングビルが2つあることが分かった。今日はもう疲れたけど、明日は時間があったら少し見てみようか。宿に戻ってバタンキューと思いきや、案外4時間半くらいしか寝れず、2時半くらいに目が覚めた。寝床が変わるとよくある。仕方がないので宿に置いてある漫画を読むことにした。そういえばゴールデンカムイって読んだことないなぁ、と読んでみると思いの外面白く、結局朝まで漫画を読んで過ごしたのだった。2日目に続く。

青森旅行記その4~漏斗の正体~

AI掃除機と別れて植物園をさらに散歩する。すると、今度はせっせと作業している生身の人間を見つける。地元の女性陣なのだろうか。私が目の前を通ってもチラ見もせずひたすら作業している。これだけの規模の植物園、やはりこうしたお手入れのおかげで成り立っている。お疲れ様です。他にも白神山地の環境を再現した区域とかもあったのだが、あまりにも本格的な森林で怖かったのでそこだけ行かなかった。あとは小さな池泉式の庭園があったり。やっぱり、植物園という名称はちょっともったいないような気がした。だいたい植物園を巡り終え、せっかくなので3カ所行けるチケットの最後の場所、藤田記念庭園(だいたいこんな名前だった気がする)を目指す。この庭園は弘前城公園から出てすぐのところにある。入口のところには昔の洋風の建物を使ったカフェ的なものもあって少しポップな印象。庭園の方に入るとこれまた見事な庭園が広がっている。さらに斜面(断層っぽい?)を階段で降りたところにさらに大きな庭園が広がっている。庭園としてはかなりの規模だと思う。ここも池泉式だが、普通池泉式の庭園って結構虫が飛んでいてそこが嫌だったりする。なのに青森の池泉式庭園はどうも飛んでいる虫が少ない。代わりに全体的にやっぱり蟻を良く見る。気候なのか、りんごなのか・・・もしかしたら蟻が飛ぶ系の幼虫を食べていたりするのかもしれない。まあ、とりあえずヒアリでないことを祈ろう。さすがにそろそろ歩き疲れたので休憩所的なところで一休みしつつ庭園をぼうっと眺める。自販機にHi-Cのりんごがあって懐かしく思い買って飲む。まだあったんだなぁ。さて、次はどこへ行こうかな・・・とりあえず今日の目標の弘前城はクリアしたので、あとはなんてことない弘前の町並みを見るか、何か他に面白そうなところがあればそれを見るか。書いてなかったが、実は観光案内所的なところで地図は入手済なので、それを見たりグーグルマップを頼ったりしてみる。今いる場所の近くだと忍者屋敷と禅林街というのがある。そんなに興味があるわけでは無いが、まあ町並みを見つつ行くか。ほどなくして忍者屋敷に着く。まあ外国人向けのやつかなぁ・・と思いながら屋敷の前まで進むと、完全予約制との表記が。ああ、まあだいたいそんなもんよねぇ・・・ということで踵を返して禅林街の方へ。こちらはお寺さんがいっぱい並んでる通りだそうな。明らかに食い物屋はないだろうなぁ・・・なんて思っていると、脇道に小さなトンネルがあってその先に鳥居が見える。はて・・・?なんかいわゆるインスタ映えしそうなスポットである。トンネルを抜けるとそこからも岩木山が良く見える。ほほう。なかなか穴場かもしれない。右隣が神社のよう。神社の広場的なところでは子供たちが遊んでいる。良い光景だ。一応お参りしておくか。無信心者の私、適当に済ませようかとも思ったが、なんか神社の人っぽい人がこっちを見ていたのでプレッシャーに負けてちゃんと賽銭してお参りする。いや、まあこれが普通ですよね。すみません。神社を後にして禅林街へ。入り口から通りを見ると確かに道に木が整然と連なって門前の道をなんとなく厳かなものにしている。まあでも、正直かなり歩き疲れていたのでそこから先まで歩く気はしない。そろそろホテルへ向かってもいい時間なので、駅方面へ戻ることに。しばらく歩くと、来る時に気になった漏斗状の建物が見えてきた。そうだ、あの建物を探らなくては。道中かなり昭和の雰囲気のある喫茶店があったので入りたくもなったが、禁煙表記が無いので多分好みの店では無かろう。さて、遠くからパッと見た印象は潰れた健康ランド・・・?と思ったのだが、近寄ってみるとやはり廃墟のよう。貼り紙があったので読むと、中三(なかさん)という百貨店の跡地のようだ。去年閉業したらしい。そうか、デパートか・・・だんだんと社会から姿を消しているのがこのデパートだ。佐賀にも玉屋というデパートがあるのだが、建物はかろうじて残っているものの、どうもどこかに買い取られたらしい。そのうちデパートでは無くなるかもしれない。できるならこの中三も営業中に一度行っておきたかったものである。結局デパートの跡としか分からず、あの漏斗が何のための施設だったのかの正体は分からずじまいであった。なんだか少しもの悲しさを感じつつ、私は宿へと向かうのだった。

青森旅行記その3~植物園の番人~

――私は今日も芝を刈る。この広い植物園を縦横無尽に駆け巡り、というといささか誇張気味だが、黙々と芝を刈るのが私の仕事だ。疲れたらちょうど私の体が収まるくらいの小さな小屋に戻って休む。動くエネルギーが回復すればまた芝を刈る。それが私の仕事だ。私は今日も芝を刈る。――弘前城と岩木山を堪能した私。少し歩くと甲冑とか殿様の格好とかの着付け体験ができる施設を発見する。着てみてもいいけど、甲冑とかは重そうだなぁ・・・とりあえず施設に入ってみるものの、平日だけあって人は少なく、着付け体験の場所には受付の人すらいない。呼べばいいんだろうけど、わざわざ呼んでまでやりたくはない。結局スルーしてトイレだけ借りる。土産物も眺めてみるが、城といえば、の扇子がない。どうも最近扇子のある城が少ない気がする。もしかして職人さんが減っているのだろうか。それとも需要が無いのか・・・囲碁業界にもそのうち影響があるかもしれない。さて、次はどこへ向かうか、とりあえず、チケットを買った植物園に行ってみよう。植物に興味はあんまりないが・・・まあ、たまには良かろう。植物園に入ると、城まわりよりさらに人が少ない。平日とはいえ城に来る人はそこそこいたが、植物園はほぼ貸切に近い状態である。植物園、というから何か小さめのものを想像していたが、実際は巨大な庭園であった。下手したら新宿御苑くらいの広さはあるのではなかろうか。歩き疲れていたので、とりあえず近くにあった英国庭園風のパラソルの下の椅子に腰かけて一休みする。風が心地よく、誰も居ない中一人自然の中にたたずむ。かなり良い時間である。このまま1時間くらいはぼーっとしようと思えばできそうだ。まああんまりじっとしていても仕方ないので、なんとなく体力の回復を感じたくらいでゆっくり動き出す。植物は多種多彩で、新宿御苑よりも見どころは多そうだ。とはいえ植物に疎い私は、ふうん、とかへぇ、といった感想しか持てない。若い頃は何の興味も無かったが、今は見ている分には楽しい。が、あまり知識を深めようという欲はない。草花の匂いも好きなのだが、何の匂いとかは分からない。まあ、それでいいと思っている自分がいるのも事実だ。そうこうしていると、広い芝生の場所に出た。よく見ると、見慣れない何かが動いている。あれは何だろうか。――私は今日も芝を刈る。いつものように芝を刈っていると、見慣れない男がこちらをもの珍しそうに見ている。この仕事をしているとそうした輩は珍しくない。馬鹿な人間だと私に触れようとしたり進路を邪魔しようとしたりする。仕事の邪魔なので園に「さわらないで」という掲示をしているくらいである。この見慣れない男もそうなのだろうか。無視して仕事をしていると、近寄ってきて私の姿をスマホで撮ろうとしている。遠巻きなので仕事の邪魔をする気はないようだ。邪魔さえしなければ勝手にするといい。私は芝を刈る。庭園の端にさしかかり、私は小刻みに進路を変える。芝のエリアを判別し、外には出ないように仕事をするのだ。外に出ないように大きく向きを変え、私は再び芝を刈る。――独りでに動く謎の物体、もしかしてあれが植物園に入る時にあった注意書きにあった、「AI掃除機」というやつか。動きが何ともかわいらしい。ゆっくり前に進んで芝刈りをしているらしい。写真を撮ろうとするが、シャッターチャンスを待っていると離れて行ってしまう。動いてるところが面白いので動画の方がいいかなぁ。滅多に使わない動画モードの準備をして進路を邪魔しないように近寄る。庭園の端まで行くと小刻みに向きを変えている。ある程度近くまで来たので動画を撮り始めると、ちょうど大きく向きを変えてこちら側へ近寄ってきた。おお、いい感じ。進行方向には木があるけど、避けるのかな・・・?――庭園の中に向かって芝を刈る。見慣れぬ男はスマホを構えこちらに向けている。特に恥ずかしくはない。私は仕事をするだけだ。私はとにかく前へ進んで芝を刈る。ひたすら前方の芝を刈る。――まっすぐ進む掃除機。このまま進むと木にぶつかりそう。どうする?どうするの?――私はひたすら前方の――「コーン」ふふっ。小気味良い木と機械の衝突音に思わず笑う。木、避けないのね、AI。木に当たるとまた向きを変えて進みだした。良い動画が撮れたなぁ笑――木に当たった。男が笑っている。ふん。私はまた向きを変えて芝を刈る。――植物園の働きものに癒され、別れを惜しみつつ私もまた歩き出すのだった。

青森旅行記その2~大迫力!岩木山!~

弘前に到着した私。さて、最初にやるのは・・・そう、駅ビルトイレチェック~~~!!!弘前、ありましたよ、駅ビル。すごく大きい駅ではないけど、小さい駅でもない弘前駅。駅ビルも4階建てとコンパクトです。男子トイレが特定の階にしかないパターンなのはまあ仕方ない。4階まで登ってトイレに行く。トイレは和式と洋式が一つずつ。建物自体が古く、トイレも古い印象ではあるが、しっかり清掃は行き届いている。恐らく、4階のトイレはほぼ利用者も居ないのではないかな。少なくとも平日はそんな印象だった。洗面も自動ではなく、押すとしばらく水が出るスタイル。総じて古かったが快適に使えた。大変良い。結局この旅で何度もお世話になりました。ありがとう。あとこの駅ビルの古い感じというか田舎の感じを出してたのが、毎月10日、20日、30日に生卵1パックプレゼント!というキャンペーン。いやぁ、生活感溢れてるねぇ。これで本屋が入っていれば完璧だった。さて、時間はいい感じにお昼時。まずは飯屋を探しつつ弘前城方面を目指します。すると道の先に圧倒的な存在感を持った山が見える。山頂付近には雪が残っていて、山の「顔」も美しい。景色の良いところからあの山を眺めたいところだ。そんなことを思いつつしばらく歩いていたのだが・・・飯屋が無いまーた城まで飯屋が無くて先に城行っちゃうパターンか?いやいや良くないな・・・するとちょっと店がありそうな通りが脇にあったのでそちらに入る。いい感じのお菓子屋がある。めっちゃ気になるが今じゃない。後で行こう。もう少し行き、最初の通りから一筋隣の通りに来るとカフェがいくつかあるゾーンに来た。こっちの通りから来れば良かったのかもしれない。迷ったが、「煉瓦亭」と言う名のカフェに入ることにした。いわゆる昭和の喫茶店の雰囲気があるが禁煙表記あり、それとメニューに「アップルパイ」の文字。そうだよな、弘前と言えばアップルパイだよな。入ると内装も昭和感あるが、あまり古めかしい感じでもない。店員さんも若めで、ちょっと遠慮がちな感じが良い。メニューを見るとピザが1000円くらいで安めに感じたので、シーフードピザとアップルパイにウーロン茶をチョイス。ピザは生地が薄いタイプでやや物足りないが、まあ悪くはない。アップルパイはりんごがシャキシャキしていて、よくある甘く煮たタイプとは少し違うのだが、やはりりんご自体がしっかり美味しいので旨い。生地の方はよく覚えていないが特に不満はなかった。しっかり落ち着ける空間だったので十分当たりを引けたと思う。無事腹ごしらえを済ませて歩くと、なんか漏斗状の謎の建造物が目に入る。後で正体を確認したい。まあともあれ今は弘前城である。弘前城に着くと、中は公園になっており、堀に囲まれた曲輪がそのまま使われているのでかなり規模が大きい。無料ゾーンと有料ゾーンとあって、天守と植物園が有料になっている。天守と植物園、それと曲輪の外の庭園の3つに入れるチケットが500円台、1つだけだと300円台だった。安い。3つ行くかは分からないけど取りあえず3つのを購入。まずは天守へ向かう。道中、石垣が地震で歪んで補修工事中の部分があったりしたが、櫓が点在していて門もしっかり残っていて、遺構としての保存状態が良い。特に櫓がこれだけ残っているところは珍しい気がする。天守は・・・ちゃっちい(笑)元は江戸時代初期にしっかりした天守を建てたようなのだが落雷で焼失。今の天守は江戸時代後期に建てたもので、大っぴらにでかい天守を建てることができず、櫓の名目で建てたとのことでこうなったらしい。そりゃしゃあないね。ちなみに弘前城を建てたのは津軽信牧(つがるのぶひら)。ここで少し戦国時代の解説といきますか。今の青森県や岩手県を治めていたのが南部氏。東北の一大勢力だったが、その南部氏に臣従していた津軽為信(つがるためのぶ)という人物が今の弘前辺りの中心となっていく。この為信、信長の野望でもかなり優秀な武将で、特に政治と知略が高くて使いやすい。謎も多い人物なので説明は難しいのだが、実は謀反人である。いきさつははっきりしないのだが、ともあれ主家に反旗を翻し、独立して後、豊臣秀吉から所領を安堵されるという変わった経歴の持ち主だ。津軽信牧はその為信の息子である。信牧は父と比べると平均的な能力値だが政治がやや高く、こちらも信長の野望的評価は高めの武将である。そんな彼が作ったこの弘前城、広いしクランク的なものもしっかりあり、かなり攻めるのには疲れる。難攻不落とは言わないが、十分な守備力を持った城なのがよく分かった。さて、天守はちゃっちいのでサクっと登って降りて、天守のすぐそばの開けた場所が・・・絶景ポイント!目の前に広がるはそう、道中でも存在感を放っていたあの山。その名も岩木山(いわきさん)です!写真も撮ったけどイマイチ写真では伝わらない大迫力があります。別名津軽富士とも呼ばれるそうですが、正直富士山より好きかもしれません。桜島のような迫力と、絵画のような美しさを兼ね備えているような感じで、本当に素晴らしい景色でした。ちなみに、今っぽい撮影ポイント的な足場が近くに組まれていて、そこから岩木山と天守を一緒に撮ることができます。それはそれで良いですが、私は断然この開けたポジションをオススメ致します。ということで岩木山に圧倒されたところで次回へ続きます。

青森旅行記その1~新青森VS新鳥栖~

さあやってまいりました、旅行記でございます!今回は青森編。青森は特に○○に行きたい!みたいなのは無かったので、まあ行きやすいところ、そして城、となったときに、青森の城といえば弘前城かな。という思考になったので、弘前を拠点に色々旅する予定で向かいました。それでは、本編スタートです!1日目今回は早朝スタート。始発の1本後の電車に乗りました。あんま早すぎても駅弁売ってないかもしれないしね。東京駅から東北新幹線に乗り、まずは新青森を目指します。朝方の東北新幹線はやっぱりちょっと混んでいて、3人掛けの真ん中しか空いてないとのこと。まあしかたないですね。東北新幹線は全席指定なので、自由席派の私としてはそこが唯一の不満かな。新幹線の色合いやフォルムはめっちゃかっこいいんですけどね~。駅弁はホームの売店で購入。味噌カツと生姜焼きの2種弁当って感じ。新幹線に乗り込むと、両隣はおっさんでした。まあ、そりゃね・・・おっさんを横目にとっとと駅弁をたいらげ、車内誌を手に取ります。今時無い列車も多いですから、なんか風情を感じるようになってきましたね。アインシュタインが愛した東北、という特集や、海岸に大量にある新しい化石?の話が興味深かったです。そして仙台や盛岡では結構な人が降りて行きます。朝方混みやすいのは結構出張とかのビジネス系の人が多いからなんでしょうかね。盛岡を過ぎると車内は人も少なく、両隣のおっさんも居なくなっていて快適でした。そしてついに新青森に到着。この後は奥羽本線に乗って弘前に向かいますが、まあ急ぐこともないので、まずは新青森を散歩します。駅はそれほど大きくはないけれど、ねぶたの展示があったり、土産のコーナーが結構充実していたり、佐賀の新鳥栖よりはいい感じですねぇ。駅を出ると・・・なんもない(笑)これは新鳥栖と一緒ですねぇ。まあでも少し歩いてみようか。駅前はホテルが一軒となんか福祉施設みたいなのが一つあるだけで、福祉施設を過ぎるとすぐ住宅街みたいなところに入る感じに。人も居ないのでマスクも外して歩くと、いい感じに草花のにおいがします。気のせいか少し甘い匂いが混じっているような・・・?りんごは関係あるのかな?ないか・・・?とりあえず近くにりんご園がある感じでは無い。でも若干蟻が多いような気もする。逆に飛んでる系の虫はあんまりいない。しばらく歩くとドンキの建物が見えた。青森にもドンキあるんだな・・・とりあえずそちらを目指してみる。しかし・・・暑い5月下旬の青森でも25度くらいはあるのが今の気候。正直半袖どうかな・・・?とか思っていたが全然半袖でいい。ちょっとしんどくなったので日傘をさしつつ歩くことにする。そして途中でドンキを見失う。あれ~?それでもしばらく歩くと国道沿いに出る。やはり国道沿いは栄えていて、色んなチェーン店が跋扈している。無事ドンキも発見。国道まで出る距離もほぼ新鳥栖と一緒かな・・・???まあしかしこれと言って興味のある店は無かったので、ぐるっとまわって駅方向に戻るように歩く。すると実は駅の近くにデイリーヤマザキがあったのを発見する。看板が目立たないので駅から出た時は気が付かなかった。商売っ気が無いのか?まあ明らかに車社会感のある街並みなので、駅から降りて歩くようなモノ好きは対象外なのかなぁ。でももうちょっと看板は目立たせた方がいいと思う。結局40分ほど散歩して駅に戻ってきた。弘前行きの電車は1時間に1本よりもうちょいあるかなぁ、くらいの感じだったが、幸いそれほど待たずに乗れた。時刻表全然見てなかったので運が良かった。車窓からは穏やかな田舎の風景がこれでもかと広がってくる。そして・・・「7分停車します」みたいなアナウンスが2回も。良く見ると・・・単線だ!いやぁ、さすがですね、青森。「奥羽本線」ですぜ。佐賀を走る路線は「長崎本線」だけど、単線じゃぁない。ここは勝ったかな、新鳥栖。いやまあ新鳥栖の手柄では無いか。道中ついにりんご園も登場。一面にりんごの木が広がる景色は壮観だが、正直水田の方が多い印象で、実は米どころなのだと実感できるのも面白い。少し遠くに見える山々が美しい。段々のように緩やかに少しずつ高さが上がっていくような景色が特徴的で、稜線、と言うには少し違うような感じが面白い。結局40~50分ほどで弘前に到着。単線なので思ったより時間がかかったなぁ。というところで今回はここまで。

不運と幸運。

今の住まいになってから長年使ってきたテレビ。内蔵ハードディスクというやつで、テレビだけで録画できるという便利なものでした。しかしこの間とうとう寿命が来ました。テレビ自体は何も問題ないですが、ハードディスクの方が壊れたのです。通常内臓ハードディスクの寿命は10年行かないくらいらしい。にもかかわらず14年も私の録画ライフを支えてくれました。何度か調子が悪くなることはこれまでにもありましたが、電源を落としてクールダウンしたりして回復させつつ使えていました。しかしとうとう何をしても復活せず。お疲れさまでした。しかし不運だったのは、テレビの説明書とか引っ張り出してあれこれしている時に時計を落としてしまってついでにこいつもぶっ壊してしまったこと。まあ時計の方も長いこと使ってましたからね、そろそろ替えてくれということなんでしょうか。そんなわけでテレビの買い替えに向かったのですが、どうも今のテレビは内臓ハードディスクの型はもう生産していないらしい。内蔵ハードのテレビは少し厚みがあるのですが、最近は薄型らしくて録画したい人は別にくっつけて、という感じなんですよね。テレビの案内のところを見るとYoutubeやらNetflixやらがテレビで観れる、みたいな紹介があったり、有機ELモデル?というのが出てて代わりにプラズマがなくなっていたり。なんか、そんなに進化はしてない印象を受けます。別にネットで観れるものをわざわざテレビで観る必要はない気がするんですが、どうなのかなぁ・・・まあそれはともかく、結局外付けの録画機器を買わなきゃいけない感じだったので、じゃあそれだけ買えばいいか、という発想になりました。外付けにもUSBメモリ的なやつとブルーレイレコーダーと2種類あるのですが、USBの方は安いんだけど、古いテレビには使えなそう。何せ対応機種一覧にうちのテレビの型番は古すぎて載ってなかったですから(笑)ということでブルーレイレコーダーを購入。4万くらいで買えました。で、設定を始めようと説明書を読みつつ作業を始めたわけですが・・・あれ、ケーブルが足りない・・・!?テレビにつなぐ用のケーブルは買っているから大丈夫と思っていたけど。説明書によると、それとは別にアンテナにつなぐ用のケーブルがもう一つ必要と(別売り)書いてある。付属品のケーブルと同じものらしいが、そっちはテレビにつなぐものらしい。そんな・・・(-_-;)と嘆いていたのだが、なんとかならんかと色々見ていると・・・ん?うちのテレビ、付属のケーブルをつなぐところ無くない?何度見ても無い。もしかしてレコーダーすら対応していない?いやまさか・・・いや、逆に考えれば必要ないのでは・・・???つまりだ、付属のケーブルは足りてないアンテナにつなぐケーブルに代用して、テレビにつなぐのは買っていたケーブルだけで足りるのでは?ということでダメもとでやってみると・・・できたー!!!古いおかげでケーブル一本買わずに済んだという思いがけぬ幸運でしたとさ。そうそう、新しいこのレコーダーで録画したブラタモリを見たら、今回は結構断層多めの内容で良かったです^^テーマの問題だったんかな。

ブラタモリの復活。

ご存じの方も多いでしょうが、ブラタモリのレギュラー放送が復活しました。今までとは色々とリニューアルしたようで、かなりこれまでのブラタモリとは色合いが違います。まず、ナレーションが草彅剛からあいみょんに。主題歌が井上陽水から小沢健二に。放送時間が45分から30分に。まあそれだけなら特に気にはなりません。タモさんももう高齢ですし、放送時間を短くするのはいいです。ただ、非常に気にくわないことがあり、それが「内容のポップ化」です。基本テーマはこれまでのように土地の歴史を探るものなのですが、グルメパートがちょいちょい入ってくるようになりました。これまでも全く無かったわけではないですが、リニューアル後は毎週のようにグルメパートがあるのです。たまたま「伊勢路」のテーマを説明するためだけだったらいいんですが、今後も続くようならしんどい。正直、ブラタモリにグルメパートは必要ないので、それで時間を取るのならいっそ放送時間を15分とか20分にすればいい。タモさんも話のテンポが遅くなってるし、あのテンポ感と内容なら、20分くらいでちょうどいい気もします。それともう一つ希望としては、まあ次回のテーマ次第でしょうが、もう少し地学的な要素の多いテーマにしてほしい。だいたいやりつくしてしまったのかもしれませんが、最近はどうも歴史や名産品寄りで、ブラタモリの特徴と言っていい岩石や断層、地層といったところを扱うことが少なくなっている気がします。もうタモさんが山登りがきついのかもしれませんが・・・山登りレポーター的な人を採用して後継者を育てるのもありじゃないでしょうかね。誰がいいかな・・・人選は難しいですが、何かそういうアイディアが欲しいところです。

今週は全米プロゴルフ。

先週は松山君、優勝争いできる位置に行けたのは良かったですが、最終日がどうにも良くなかった。最近ちょっとこういうダメなのが一日ズルズル続いてしまうラウンドが出てしまう時があります。前は3つくらい落としてもそこで踏みとどまって立て直せていたのですが・・・ちょっと気になります。まあ、気を取り直していくしかありません。最後の方はちょっと立て直していたのでそれが救いです。さて、今週はいよいよメジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権です。メジャー大会の「格」的には一番低いイメージがあるのですが、とはいえ一番歴史が浅いわけでもありません。意外にも歴史が最も浅いメジャーはあの「マスターズ」です。とはいえマスターズはやはり全ゴルファーの憧れ、NO.1メジャーと言っていいと思います。ちなみに最も歴史が古いのは「全英オープン」です。ゴルフはイギリス発祥ですからね。なのでこのメジャーも格が高い。残るは「全米オープン」と、この「全米プロ」なんですが・・・歴史としては全米オープンの方が古いので、格としては全米オープンの方が上位のような感じですが、全米プロは「プロしか出られない」という特徴があります。他のメジャーはアマチュアも資格さえ満たせば出られます。「オープン」というくらいですからね。なのでプロのみのエリートフィールド、という意味では全米プロの方がレベルが高いとも言えます。ただ全米オープンの方はセッティングが非常に厳しく、イーブンパー(±0)が優勝スコアになるような設定を目指している大会という特徴があり、そういう「難しさ」の点ではどっちが優位か分からないところがあります。そうするとはっきりするのは歴史の古さ、ということで全米オープンが上位のような感じなんでしょうかね。さて、大会の説明が長くなりましたが、松山君にとってこの全米プロは最初に松山君が最もメジャー優勝に近づいた大会でもあります。2017年大会、最終日の9ホールまわった時点ではトップだったのに、後半に失速。あの松山君が目に涙をにじませた大会です。ファンにとっては印象深いですね。そして今年の全米プロは、その松山君が悔しい思いをした大会と同じゴルフ場で開催されます。あの悔しい思いからはや8年。マスターズチャンピオンとして帰ってきた松山英樹が、因縁のコースをねじ伏せてくれるのを期待して応援します!

ついに我が家に。